家庭用品の危険シリーズ ■抗菌スポンジ・抗菌まな板/台所
抗菌まな板は細菌を死滅できない
抗菌スポンジで水槽を洗うと金魚が死ぬ
■抗菌スポンジは催奇形性・嘔吐・麻痺などを引き起こす
「抗菌スポンジ」には、金魚等の水槽の洗浄には使わないことと注意書きがあります。抗菌スポンジを水槽に入れておき、2時間経つと金魚の動きが鈍くなり、死にそうになったので実験を中止した報告があります。また実際の商品苦情窓口でも、抗菌スポンジで水槽を洗っただけで、金魚が死んだクレームが来ているそうです。
メーカーは、抗菌剤の成分を明らかにすることは避けています。しかし抗菌スポンジからは、シャンプーのフケ止め剤に使われている「ジンクピリチオン」が検出されました。環境省の「水環境保全に向けた取組のための要調査項目リスト」にも載っている有害物質です。
動物実験では、嘔吐や麻痺・網膜剥離などを起こし、魚は“背曲がり病”が発生しました。また催奇形性(胎児の奇形)があるTBZや塩化ベンザルコニウムなどの毒性物質も検出されているのです。従って、わざわざ危険性がある抗菌のスポンジを使う必要はないのです。
■抗菌まな板は金属アレルギーを誘発する
「抗菌まな板」は、無機系の抗菌剤が使われており前項のような強い毒性はありません。しかし抗菌剤に使われている金属(大半が銀)が、抗菌性を発揮するので金属アレルギーを誘発し手がかぶれます。抗菌マスクのように、マスクの形に顔が真っ赤に腫れ上がってしまうのと同じ症状です。
一旦、発症すると治りにくく、一生、身の回りの金属を気にする生活を続けなければなりません。そもそも抗菌まな板は、重大な“欠陥”があります。皆様は抗菌と言うと、細菌を死滅させるイメージをお持ちではないでしょうか?抗菌剤には、そんな機能はありません。抗菌と言うのは、飽くまでまな板表面の細菌の増殖を抑えるだけです。
まな板の表面に汚れがついてしまえば、抗菌効果は全くありません。抗菌製品は百害あって…(ばかり)で、良いことはありません。“売らんがための機能”→いや私達からみれば、買ってはいけない物と心して下さい。前号の抗菌弁当箱も同様です。
■■危険への対策■■
スポンジは、抗菌加工していないものにしましょう。
まな板も同様に、昔ながらの木のまな板を清潔にして使おう。
まな板は、汚れを落としてから熱湯をたっぷり掛けよく乾かせば細菌は殺せます。
抗菌まな板は、耐熱温度が100℃以下のものがほとんどで、熱湯殺菌ができないのです。
さらに天日干し禁止の製品さえあります。結局、抗菌加工が細菌を増やすことになるのです。
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