食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

食の誤用言葉|丼勘定・親子丼・尾頭付き・おふくろの味・大食漢・美味しいものだらけ/ショート編

2023年06月19日 | 食の誤用言葉
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ/食の誤用言葉
ショート編|丼勘定・親子丼・尾頭付き・おふくろの味・大食漢・美味しいものだらけ

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■間違った食の言葉・間違えやすい食の言葉/ショート編
今号は「間違った食の言葉・間違えやすい食の言葉/ショート編」と題して、いくつか簡単に説明致します。

丼勘定/ 「大雑把な金の扱いを、丼勘定と言う」。大雑把な出し入れやお金の使い方から、牛丼のような大きな器をイメージしていませんか? 最近は見ないが、言葉の元は職人が付ける腹掛け(前隠し)を「どんぶり」と呼びます。記帳せず、そこから無造作に金を出し入れしたことからです。

親子丼/ これはギャグの範ちゅうです。ご存じのように親子丼といえども腹を痛めた実の親子ではなく、偶然、丼の中で出会ったので他人丼です(笑)。親子丼も他人丼も、同義語と思いますが。なお同じ親子丼でも鶏肉と鶏卵の間柄ではなく、鮭(さけ)といくらの「海鮮親子丼」が好きでよく食べます。食品表示の観点から見れば、どちらの親子丼も明らかに不当表示ですね。でも誰が名付けたのでしょうか、上手いネーミングですね。

尾頭付き/ 尾も頭もついたままの魚。神事・祝事などに用いる。「鯛の-」。祝い事には鯛(たい)が出されるのは、“めで鯛”に引っ掛けています。よく、「御頭」の間違いを見ます。語呂で頭より尾が先に付けられたと思われます。 普通、尾より頭が尊重され、「御頭付き」の言い方のほうが自然と思うが・・・

おふくろの味/ 居酒屋・グルメスポットは、「おふくろの味」を売り物にしています。本来、おふくろの味は自分の母親の味付けです。従ってお店の料理は、”おふくろ風の味”と言うことでしょうか。おふくろの味を売り物にしている小料理屋や個人の居酒屋でも、投稿者の経験からするとたいがい店のオヤジが調理していますよ。

大食漢(たいしょくかん)/ 大食らい・大食いの「男性」を指します。熱血漢・痴漢などの例のように「漢」は男を指し、女性には使いません。でもTVの大食い番組を見ると、女性のほうが食べますね。

美味しいものだらけ/ “だらけ”とは、沢山ある状態のことです。広辞苑は、「その事が多くあるさま、また、そのものにまみれ汚れたさまを表す」。泥だらけ・シミだらけ・借金だらけ・間違いだらけなど、あまり良い意味で使われません。 。美味しいもの・良いものには、「~づくし(尽くし)」のほうが品(ひん)が保てます。

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