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回転寿司の真相シリーズ60皿目
第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND4 軍艦巻きやマヨネーズ和えには手を出すな
古いイクラ軍艦巻きに新たなイクラを乗せて“豪華こぼれイクラ”に変身
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古いネタの使い回しテクニック第2段階(危険度フェーズ2)/その3は、“こぼれいくら”の軍艦巻きにするワザです。いくらは古くなると形が崩れて貧弱そうに見えるので、いくらの軍艦巻きを一旦、レーンから下げます。そして人目のない所で、“こぼれいくら”の軍艦巻きに造り変えて、再びレーンに乗せます。
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方法は、いくらの軍艦巻き2貫だったものを、同じ古いいくらの軍艦巻き1貫を追加し3貫に増やします。その上に新しいいくらをこぼれるように乗せると、“こぼれいくら”の軍艦巻きの完成です。すると、古いいくらやシャリだったとは分かりません。“こぼれいくら”の軍艦巻きは豪華に見え、値段も高く売れるので店は喜びます。こぼれたいくらや上のほうのいくらは新しくても、所詮、“土台”は古いいくらです。これも高級メニューに見せ掛ける、使い回しワザです。“こぼれいくら”に食欲を引き付けられそうになったら、このことを思い出して下さい。
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いくらに限らず軍艦巻きは、長くレーンを回っているとネタより海苔が見すぼらしくなり、古さが一目瞭然です。そんな場合も一旦レーンから下げて、海苔だけを張り替えパリパリに見せ掛けます。本物の軍艦が塗装を施したかのように、軍艦巻きの寿命延ばしをするセコイ“悪海苔(ワルノリ)知恵”です。
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酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。