回転寿司の真相シリーズ83皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND5 レーンから下げた売れ残り握りのシャリまで使い回す
業者が製造した冷凍シャリ玉を解凍して使う回転寿司店すらある
シャリに信念のない回転寿司店の極みは、冷凍シャリ玉を使用する店です。冷凍シャリ玉とは、米飯加工業者が握りの形にして冷凍したものです。回転寿司店は、冷凍された数十個入りの握りシャリのパックを多数仕入れておき、開店前に冷凍シャリ玉を解凍して、そのままネタを乗せて出します。回転寿司店は自動車や機械メーカーと同じで、部品を組み立てるだけだという方もいます。それにしても店あるいは板前がシャリを作らず、握りの形をして冷え固まっているシャリを仕入れて、解凍して出すだけとは哀れですね。
一方、市販の弁当やチンするだけの“白いご飯”食品は、かつては業者が作る米の表面をトレハロースなどの糖分、油脂を混ぜた米を購入していました。現在では、米飯品質改良剤と称し悪質な成分が使用されています。米の劣化・腐敗や冷凍老化などを防ぐため、pH調整剤・乳化剤、さらには業者しか成分が分からない添加物、味の素(グルタミン酸ナトリウム)・調味料などを混ぜて炊き込みます。ふっくら上手く炊き上がるのは、食品添加物の作用のお陰です。
話を寿司シャリに戻し、回転寿司店のシャリにも同様な数々の添加物が加えられます。自店や板前が米を炊き、酢・塩・砂糖だけの寿司シャリを作れば味もスッキリ、余分な食品添加物を摂らずに健康的な握りが食べられます。シャリも、手抜きの構造が回転寿司店なのです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。