回転寿司の真相シリーズ87皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND5 レーンから下げた売れ残り握りのシャリまで使い回す
最初からネタやシャリ廃棄が前提の回転寿司システムの是非
このROUNDのまとめです。回転寿司は、最初からネタやシャリが棄てられる前提でシステムが成り立っています。一般の寿司屋や最近流行りのオールタッチパネル注文・特急便だけの店なら、注文を受けてから握るのでネタの無駄もなくお客様も握り立てが食べられます。また昨今の電力不足を鑑み、皿を回さなければ使用電力が少なくて済みます。
本来なら、ネタやシャリの使い回しを考える以前に、回転寿司の「無駄システム」自体を問うべきなのです。諸々の背景から、容易にシステムを変えられない以上は、本当に無駄を出さない経営が求められます。それができずに余らせて、平気で使い回しのネタやシャリを出す回転寿司店は、その責任が問われます。コンビニ店は棚に隙間を空けると、品数が乏しいと見えたり、売り切れが発生すると次から客が来ません。そのため売れないと分り切っていても、目一杯の食品を並べています。何と、“もったいない”ことでしょう。
コンビニは賞味期限前でも捨てられてしまう反面、回転寿司店は延々と不衛生な使い回しが常習化するなど、おかしな相反現象が生まれています。回転寿司店もコンビニ店も、根底には食料の大量廃棄を前提に生業を行っているのです。関係者は、本気で回転寿司そのものの無駄システムを考える必要があります。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。