回転寿司の真相シリーズ286皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
メニューになくても刺身を注文すれば造ってくれる回転寿司店もある
回転寿司店の上手な注文の仕方(最終)です。サイドメニューの裏話で案外知られていないこ
とは、メニューに刺身がなくても、中小店なら板前さんに頼めば結構造ってくれるものです。酒飲
みの方は、ぜひ知っておいて下さい。NGを出すような回転寿司店や板前は、己の無能ぶりを曝け
出すようなものです。
中小店の板前さんの多くは一般の寿司店で働いた経験があるので、アドリブのような感覚、昔
とった杵柄(きねづか)で喜んでやってくれかもしれません。一般の寿司店の食べ方は、最初は刺
身でチビチビと酒を飲み、締めに軽く握りをつまむ流れだからです。
回転寿司店または板前さんによっても異なりますが、一般的に刺身は2皿分の4切れが出てく
ることが多いようです。刺身だけなのでお客様にしっかり食材の質を見られる、メニュー外の注文
なので板前さんも気を遣い、鮪(まぐろ)なら質の良い部分を出してくれることがあります。
シャリがなくても2皿分の料金を取られるので、誤解のないように。価格均一店(オール同じ
値段)では、“二重皿”(皿の2枚重ね)で丁重?に出されます(笑)。シャリがない分、サービス
で1切れ多く(4切れ+1切れ)出す店もあります。とにかく、板前さんとの阿吽(あうん)の呼
吸です。回転寿司店や板前さんの実力が験(ため)される場だけに、通(つう)ぶって1度注文し
たらどうでしょうか。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。