回転寿司の真相シリーズ285皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
回転寿司店は追っ掛け注文・同じ作り方ネタの合わせ注文なら早く食べられる
またまた、パネル注文システムがない中小店での上手な注文の仕方です。回転寿司店の板前さ
んに注文を忘れられない、早く握ってもらえる賢い注文はまだあります。第2が、「追っ掛け注文」
です。他の客が頼んだものと同じネタを、後追いで頼みます。近くの客が鯖(さば)の握りを頼ん
だ際に、「私も鯖!」と声を掛ければ板前さんは一遍に作ることができるので喜びます。
第3の効果的な注文が、「同じ作り方ネタの合わせ注文」です。例えば鯖の握りと雲丹(うに)
の軍艦巻き・鉄火巻を頼むとすると、作り方が皆別々です。面倒なので忘れられてしまうことも考
えられ、店によってはネタの担当者が違うこともあります。スムーズに出してもらうには、握りネ
タ同士、雲丹といくらの軍艦巻き同士、鉄火巻とカッパ巻の細巻き同士など、同じ作り方をするネ
タを組み合わせた注文です。あるいは鰹(かつお)や鰯(いわし)のネギ乗せネタ、ツメ(タレ)
を塗る穴子とゲソ握りのまとめ注文なら効率がよく、早く出してもらえるでしょう。
家族や仲間が多ければ、そのような組み合わせでも誰かが食べたがるでしょう。注文したネタ
が早く食べられることが、賢い注文なのです。漫然と注文することなく板前さんに配慮した注文こ
そが、結局は自分達が得する注文であることを心掛けましょう。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。