回転寿司の真相シリーズ282皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
回転寿司店では乾いたネタを見極めて板前さんに配慮しながら積極的に注文を
ここからは、5回に渡り上手な注文の仕方です。中小店もパネル注文形式が増えましたが、声
掛けによる注文のやり方がまだまだあるので、上手な注文や注文にもルールや状況を見極めたマナ
ーが必要です。皆様の中には、忙しい板前さんに注文するのは申し訳ない思いや、注文するのが恥
ずかしいなどの理由から、やむなくレーンに流れている乾いたネタを取る方もいます。しかし食べ
たいネタがなかったり乾いたネタしかレーンに流れていなければ、当然、注文すべきでしょう。
最低限、注文には2つの基本があります。小声では板前さんに伝わらない恐れがあるので、恥
ずかしがらずに多少大きめな声で頼みましょう。もう1つが、客だからといって偉そうに「雲丹
(うに)くれ!」などと注文してはいけません。特に注意を払うことは、混雑時などは状況を考え
ることです。見掛け以上に、板前さんや厨房の中は忙しいのです。注文者はあなただけではないの
で、注文が殺到している時はワンポイント遅らせたほうが良いでしょう。他の客と張り合って注文
しても、何の得にもならないからです。
板前さんに失礼な言い方ですが、握ることはプロでも必ずしも記憶のプロではないからです。
はたして注文が通っているか不安になったり、イライラしては損です。ましてや注文を忘れられて
しまったら、楽しいはずはありません。次号以降で、確実に注文を通す技を説明します。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。