江戸しぐさシリーズ第13話
大人しぐさ3(十二文・十五理)/12歳までに念入りに我が子を育てる
木造校舎
■大人しぐさ3 十二文(じゅうにふみ)・十五理(じゅうごことわり)
▽十二文
商人の親は、子供が12歳にもなったら、注文書、請求書、苦情処理の弁解書状なども書けるようにしました。自分に何があってもすぐに跡が継げるように、周到な念入りで我が子を育てていたのです。12歳と言えば小学校6年生です。江戸の親達は、現在と寿命が違うとはいえ、今の親よりどれだけ先を見越して慎重に我が子を育てていたか驚くばかりです。
▽十五理
当時の子育ての最終段階が15歳です。武士の元服も15歳です。親は、この歳になった子供が、自然の原理が暗記でなく実感として理解できるようになっていなければならないと考えていました。商人の子供への躾といえ、現在の子供達とは“大人の程度”が全く違います。
▽不粋オヤジの独りゴト
知識・技術は大事でも、その元になる「育ち」~つまり「人間性」が培われなければ何にもならないのですね。せっかく江戸時代にこうした素晴らしい言葉や躾があるのに、江戸が終わって約150年、戦後、ましてやこの30年で、ないに等しい程に崩壊してしまいました。やはりバカ親からは、バカしか産まれないってことか?(正確には、純真無垢な子供もバカ親によって、バカに育て上げられてしまうこと)
江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。
大人しぐさ3(十二文・十五理)/12歳までに念入りに我が子を育てる
木造校舎
■大人しぐさ3 十二文(じゅうにふみ)・十五理(じゅうごことわり)
▽十二文
商人の親は、子供が12歳にもなったら、注文書、請求書、苦情処理の弁解書状なども書けるようにしました。自分に何があってもすぐに跡が継げるように、周到な念入りで我が子を育てていたのです。12歳と言えば小学校6年生です。江戸の親達は、現在と寿命が違うとはいえ、今の親よりどれだけ先を見越して慎重に我が子を育てていたか驚くばかりです。
▽十五理
当時の子育ての最終段階が15歳です。武士の元服も15歳です。親は、この歳になった子供が、自然の原理が暗記でなく実感として理解できるようになっていなければならないと考えていました。商人の子供への躾といえ、現在の子供達とは“大人の程度”が全く違います。
▽不粋オヤジの独りゴト
知識・技術は大事でも、その元になる「育ち」~つまり「人間性」が培われなければ何にもならないのですね。せっかく江戸時代にこうした素晴らしい言葉や躾があるのに、江戸が終わって約150年、戦後、ましてやこの30年で、ないに等しい程に崩壊してしまいました。やはりバカ親からは、バカしか産まれないってことか?(正確には、純真無垢な子供もバカ親によって、バカに育て上げられてしまうこと)
江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。