毎日新聞クロスワードサポート
【せ】気になる言葉の辞書 P.27/54
いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
●チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
●画像アイコンをクリックすると拡大します。
文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【せ】
▽セージ = 投/サイモン&ガーファンクルのスカボロフェアの歌は奥深く、日本人の概念では分からないと言われる。♪Parsley, sage, rosemary and thyme(パセリ・セージ・ローズマリー・タイム)は、4つの香草・ハーブ。悪い霊から身を守るためのおまじないの説。
▽青海波(せいがいは) = 青海波の舞曲に用いる波形を描いた衣服の文様。また、それと同様な波文様をいう。元禄(1688-1704年)頃から流行。近世、塗師の青海勘七がこの技に優れていた。
▽聖火リレー = 投/「復興五輪」と言いながら、東北復興を阻害してきた。聖火リレーも不純なことばかりで、悪質性がある。聖火ランナーそっちのけでスポンサーが大手を振る。メインスポンサーのコカ・コーラなどはコンボイという大型車両を使い、関係車両約30台が連なる。EXILEなどの曲を大爆音で流し、負けじとDJがマスクなしで車両の上でガンガンと声を張り上げる。もはや聖火リレーではなく、スポンサーの広告活動。
▽税金泥棒 = 毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」のコラムに、丁度、税金泥棒の説明があったので掲載する。『若い頃に「放送禁止用語」の一つとして先輩から教えられたが、実はそんなものは存在しない。昭和の頃は、横暴な扱いを受けた市民が、警察官ら公務員に対して侮蔑的に言い放つことがあったので、放送に適さないと判断して各放送局が自主規制をしていただけなのだろう。<省略>まともな成果も上げずに世界最高とも言われる水準の給料をもらっている権力者に対しては、場合によっては許される表現なのかもしれない』。
▽晴耕雨読(せいこううどく) = 晴れた日は外に出て耕し、雨の日は家にいて書を読むこと。田園に閑居する自適の生活に対していう。
▽政治資金パーティー = 投/過去、リクルート事件が発覚し、政党は企業から汚い献金をもらわないように、1994年、税金で補填する政党交付金制度が始まった。当時のコーヒー1杯分、250円を国民が負担する趣旨だった。しかしその後も企業献金は続けられ、言わば二重取り。さらには献金だけでは済まずに、政治資金パーティーまで手を出した。ここからは投稿者のボケで、1口2万円のパーティーでも原価が安く腹が膨れる焼きそば・から揚げが中心で、それも食べられるのはわずかな人のみでビールも乾杯分だけ。だから利益率は、極めて高い9割前後。言い換えれば、政治家の“ぼったくり”事業。皮肉だが素晴らしい点は、通常のホテルのパーティーは大量に料理が余り捨てられるが、政治資金パーティーの「食料廃棄率」はゼロ。
▽精神一到(せいしんいっとう) = 精神を集中して事に当たれば、いかなる難事でも為し遂げられないことはない。「精神一到、何事か成らざらん」
▽聖水(せいすい) = カトリック教会で、神の祝福がもたらされるよう司祭によって聖別された水。洗礼・祝福・ミサなどに用いる。
▽正反対 = 投/ついに「真逆(まぎゃく)」が、辞書に掲載されるようになった。三省堂国語辞典・第八版には、「2000年以降、広まった言葉」と書かれている。驚いたのは、広辞苑・第七版にも載ったこと。今や知識人も多用し、「正反対」の言葉は久しく聞かない。投稿者が大嫌いな言葉で、第一、音韻(語音)が汚い。年配の方に留まらず若い方も使いたくない人が多く、賛否が激しい言葉のようだ。そうは言っても、いずれ正反対は死語に。
▽聖路加国際病院(せいるか・-) = 東京中央区の「聖路加国際病院」の屋根に十字架が掲げられている。前身は、宣教師チャニング・ウイリアムズによって、1896(M29)年、キリスト教系の築地病院(英語名St. Luke's Hospital)が作られ「ルカ」名が付けられた。ルカとは新約聖書の「ルカによる福音書」および「使徒言行録」の著者とされる人物。聖人の概念を持つ教派で、崇敬されている。聖ルカは「親愛なる医者のルカ」と呼ばれていることから、キリスト教圏ではしばしば病院の名前に使われる。投/日本人の9割以上が<せいろか>と思っているが、正式名は<せいるか>である。
▽積雨(せきう) = 連日降り続く雨。長雨(ながあめ)。雨の用語は、400以上ある。投/地口(笑)は、月形半平太の名台詞『春雨じゃ・食べて参ろう・雛菊はん』。
▽赤十字社 = Red Cross Society。戦時における傷病者・捕虜の保護を目的とする国際協力組織。アンリ=デュナンの提唱によって1864年創立、本部は赤十字国際委員会(ICRC)で、ジュネーヴにある。赤十字条約に加盟した国に、一国一社ずつ設けた民間の医療・社会事業組織。平和時にも赤十字の事業を推進する。本部はジュネーヴにある。発祥地スイスの国旗白十字を転用した、白地に赤の「十」字形を徽章とする。
▽関の山 = 成し遂げる限度、精一杯。語源は、「山」は祭りの山車(だし)のことで、 三重県関町(現・亀山市)の八坂神社祇園会の山車が非常に豪華、「それ以上の贅沢はできない」「そこが頂点である」という意味の「関の山」が生まれたとされる。
▽セコイア = ラテン語・Sequoia。スギ科の常緑大高木。中生代ジュラ紀から中新世には広く地球上に繁茂。現在はアメリカのオレゴン州からカリフォルニア州の太平洋岸の山地に自生。高さ120m、径8mになるものもある。
▽摂氏(せし・せっし) = 摂氏は日本で使われているセ氏温度(℃)の略。創始者セルシウスの名に中国で「摂爾修斯」の字をあてたことから、摂氏(せっし)として使われてきた。現在は、「セ氏」の字が常用される。世界の潮流はセ氏で、華氏(カ氏)は米国とごく少数国(英国もセ氏移行中)に過ぎない。カ氏はドイツの物理学者ファーレンハイト(Gabriel Daniel Fahrenheit、1686~1736年)に、中国で「華倫海特」の字を当てたことから、カ氏温度(℉)の略。アメリカで普通に用いている、氷点を32度・沸点を212度とする。
▽急勝(せっかち) = セキカチ(急勝)の転か?先を急いで、心の落ち着きがないさま。性急。
▽拙者(せっしゃ) = 主に近世、武士が自分のことをへりくだっていう語。
▽Z世代 = 日本では、1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代を指す。生まれた時から既にある、生活の中でデジタル・スマホ・SNSを活用することが当たり前の「デジタルネイティブ世代」とされる。米国で1960年代中盤~80年頃生まれが「X世代」と名付けられたことに始まり、その後の80年頃~90年代中盤生まれが「Y世代(ミレニアル世代)」と呼ばれ、それに続く世代という意味で「Z世代」、「ジェネレーションZ」と呼ばれる。
▽刹那主義(せつなしゅぎ) = 過去や将来を考えず、ただこの瞬間を充実すれば足りるとする考え方。投/投稿者がこの言葉を知ったのは、1969(S44)年のレコード大賞・佐良直美「♪いいじゃないの幸せならば」が流行った頃。当時、冷たい世の中に変わったと世間が騒いだが、政治・経済が腐敗極まる現在のほうが、もっと刹那主義・刹那的になってしまっている。
▽説破(せっぱ) = ①他の説を言い負かすこと、ときやぶること、ときふせること、論破。②禅問答で、問いを受ける時の言葉。投/投稿者は、大喜利「笑点」で落語家同士が言葉の闘いの際、「説破」の声を掛けることから知った。
▽節分 = 2021年の節分は2月2日、1897(M30)年以来、124年ぶり。投/子供の頃は、2月4日だったことも。巣篭りで「メシは内!」、外からコロナを持ち込まずに「コロナ外!」と小さな声で言おう。
▽瀬戸際 = ①瀬戸と海との境。②生死の分かれる、差し迫った場合。投/瀬戸際と聞けば、言わずと知れた山際元大臣。投稿者はブログの別投稿で、山際・瀬戸際・窓際、さらに辞め際(ヤメギワ)も悪かったと書いた。それが数日後にはこともあろうか、何と自民党の「コロナ対策本部長」に就任した。山際氏を始め、岸田首相の見識のなさ。岸田氏は、本当に麻生・甘利陣営に物が言えないようだ。氏は去年のことは自動的に記憶もデータも消失するらしいから、コロナ対策も無理だ。
▽妹尾河童(せのうかっぱ) = 著書の「少年H」(エイチ)は、自伝的小説。当時の名前は「肇」だったので、セーターに書いてあったイニシャルからの愛称。1997(H9)年、講談社。投/ベストセラーになり、読んだ。人物が、あれこれ出てきた記憶が残っている。この本のお陰で、今でも妹尾という字が読み書きできる。本名の肇を、裁判所で河童に改名が認められた。改名は、支障ある名をまともな名にする時に認められるが逆行は珍しいと言う。
▽狭き門 = ①キリスト教で、天国に至る道の険しさのたとえ、新約聖書マタイ伝。②転じて競争が激しくて入学・就職などの難しいこと。投/口語訳の原文・『狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない』~「神の救いを得るためには、それ相応の努力をしなければならない」意。ろくでもない政治家・経済人、出鱈目な大人達に聞かせたい。
▽セミナー = seminar・一般に講習会。ゼミナール、ゼミ。 独語。
▽セルフレジ = 出題者がセルフレジのことを「消費者(お客)兼店員」の例えは上手いと思った。便利に感じる方と、不慣れで嫌がる方に大別される。米国の州によっては規則を設け、高齢者や障害者のために「全面機械化(デジタル化)」を禁止している。あえて「手動」(アナログ)を残して置くのも真の優しさ。問題は「セルフレジ万引き」。店員やカメラの陰に入り、商品をリーダーにかざす振りをして逃れる。将来はレジがなく、カードやスマホもかざさずに自動で「電子精算」(電波発信+監視カメラの連動)されるので、商品をそのままレジ袋に入れて持ち帰えることができる。見掛けは、万引きどころか泥棒スタイル。でも、やがては標準化に。
▽セロ = cello、チェロのこと。
▽善意の第三者 = ある法律関係の当事者間に存在する特定の事情を知らない第三者。例えば、Aの所有物をBが盗んでCに譲渡した場合、盗品であることを知らなければCは善意の第三者であり、Bの共犯者とはみなされない。投/この場合の「善意」とは、良い人、善良な心、他人のためを思う心の意味とは異なる(笑)。街中で老人や障害者に手を差しのべることは、法律用語とは別の意味(本来?)の「善意の第三者」でしょう。
▽善因善果(ぜんいんぜんか)= 善い行いには、必ず果報が伴うということ。
▽線状降水帯(せんじょう・―) = ウィキペディアより~「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50-300km程度、幅20-50km程度の強い降水をともなう雨域である。即ち、積乱雲が線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞する自然現象であり、結果として非常に強い雨が特定の地域に長時間連続して降り続けることとなる。
▽先進国 = 経済や文化の面で比較的進歩した国。OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development)、経済協力開発機構。1961年に発足した先進工業国の経済協力機構。経済成長・発展途上国援助・通商拡大の三つを主要目的とする。加盟国38カ国、日本は64年加盟。投/果たして日本は先進国なのだろうか?先進7か国最下位、OECD最下位またはかなり下位、世界200か国近い国でも下位にランキングされる評価項目が多くなった。世界の在り方に逆流する、自民党右翼が牛耳る政治に文句を言えぬ歴代首相が続く限り日本はどんどん急降下する。
▽先代(仙台) = 投/出題例は桂文枝(襲名前・三枝)だったが、投稿者は先代と仙台を掛けたネタは「笑点」で知った。「圓楽と旅行」はセンダイが断然良い、6代目より5代目のこと(6代目も22年に亡くなった)。
▽前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん) = 「方」は四角形を表す。例えば古墳では、前部に方形(四角形)または長方形の墳丘を付設した「前方後方墳」と言う。他方、「前方後円墳」は、前部を方形に後部を円形に築造した日本に多い古墳の形式。
一例 大安場(おおやすば)古墳 (福島県)
▽前門の虎、後門の狼 = 一つの災いを逃れて、さらに他の災いにあうことのたとえ。一難去ってまた一難。類義語:進むも地獄退くも地獄、八方塞がり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。
クロス辞書/インデックス クロス辞書/本文の先頭へ戻る
【せ】気になる言葉の辞書 P.27/54
いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
●チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
●画像アイコンをクリックすると拡大します。
文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【せ】
▽セージ = 投/サイモン&ガーファンクルのスカボロフェアの歌は奥深く、日本人の概念では分からないと言われる。♪Parsley, sage, rosemary and thyme(パセリ・セージ・ローズマリー・タイム)は、4つの香草・ハーブ。悪い霊から身を守るためのおまじないの説。
▽青海波(せいがいは) = 青海波の舞曲に用いる波形を描いた衣服の文様。また、それと同様な波文様をいう。元禄(1688-1704年)頃から流行。近世、塗師の青海勘七がこの技に優れていた。
▽聖火リレー = 投/「復興五輪」と言いながら、東北復興を阻害してきた。聖火リレーも不純なことばかりで、悪質性がある。聖火ランナーそっちのけでスポンサーが大手を振る。メインスポンサーのコカ・コーラなどはコンボイという大型車両を使い、関係車両約30台が連なる。EXILEなどの曲を大爆音で流し、負けじとDJがマスクなしで車両の上でガンガンと声を張り上げる。もはや聖火リレーではなく、スポンサーの広告活動。
▽税金泥棒 = 毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」のコラムに、丁度、税金泥棒の説明があったので掲載する。『若い頃に「放送禁止用語」の一つとして先輩から教えられたが、実はそんなものは存在しない。昭和の頃は、横暴な扱いを受けた市民が、警察官ら公務員に対して侮蔑的に言い放つことがあったので、放送に適さないと判断して各放送局が自主規制をしていただけなのだろう。<省略>まともな成果も上げずに世界最高とも言われる水準の給料をもらっている権力者に対しては、場合によっては許される表現なのかもしれない』。
▽晴耕雨読(せいこううどく) = 晴れた日は外に出て耕し、雨の日は家にいて書を読むこと。田園に閑居する自適の生活に対していう。
▽政治資金パーティー = 投/過去、リクルート事件が発覚し、政党は企業から汚い献金をもらわないように、1994年、税金で補填する政党交付金制度が始まった。当時のコーヒー1杯分、250円を国民が負担する趣旨だった。しかしその後も企業献金は続けられ、言わば二重取り。さらには献金だけでは済まずに、政治資金パーティーまで手を出した。ここからは投稿者のボケで、1口2万円のパーティーでも原価が安く腹が膨れる焼きそば・から揚げが中心で、それも食べられるのはわずかな人のみでビールも乾杯分だけ。だから利益率は、極めて高い9割前後。言い換えれば、政治家の“ぼったくり”事業。皮肉だが素晴らしい点は、通常のホテルのパーティーは大量に料理が余り捨てられるが、政治資金パーティーの「食料廃棄率」はゼロ。
▽精神一到(せいしんいっとう) = 精神を集中して事に当たれば、いかなる難事でも為し遂げられないことはない。「精神一到、何事か成らざらん」
▽聖水(せいすい) = カトリック教会で、神の祝福がもたらされるよう司祭によって聖別された水。洗礼・祝福・ミサなどに用いる。
▽正反対 = 投/ついに「真逆(まぎゃく)」が、辞書に掲載されるようになった。三省堂国語辞典・第八版には、「2000年以降、広まった言葉」と書かれている。驚いたのは、広辞苑・第七版にも載ったこと。今や知識人も多用し、「正反対」の言葉は久しく聞かない。投稿者が大嫌いな言葉で、第一、音韻(語音)が汚い。年配の方に留まらず若い方も使いたくない人が多く、賛否が激しい言葉のようだ。そうは言っても、いずれ正反対は死語に。
▽聖路加国際病院(せいるか・-) = 東京中央区の「聖路加国際病院」の屋根に十字架が掲げられている。前身は、宣教師チャニング・ウイリアムズによって、1896(M29)年、キリスト教系の築地病院(英語名St. Luke's Hospital)が作られ「ルカ」名が付けられた。ルカとは新約聖書の「ルカによる福音書」および「使徒言行録」の著者とされる人物。聖人の概念を持つ教派で、崇敬されている。聖ルカは「親愛なる医者のルカ」と呼ばれていることから、キリスト教圏ではしばしば病院の名前に使われる。投/日本人の9割以上が<せいろか>と思っているが、正式名は<せいるか>である。
▽積雨(せきう) = 連日降り続く雨。長雨(ながあめ)。雨の用語は、400以上ある。投/地口(笑)は、月形半平太の名台詞『春雨じゃ・食べて参ろう・雛菊はん』。
▽赤十字社 = Red Cross Society。戦時における傷病者・捕虜の保護を目的とする国際協力組織。アンリ=デュナンの提唱によって1864年創立、本部は赤十字国際委員会(ICRC)で、ジュネーヴにある。赤十字条約に加盟した国に、一国一社ずつ設けた民間の医療・社会事業組織。平和時にも赤十字の事業を推進する。本部はジュネーヴにある。発祥地スイスの国旗白十字を転用した、白地に赤の「十」字形を徽章とする。
▽関の山 = 成し遂げる限度、精一杯。語源は、「山」は祭りの山車(だし)のことで、 三重県関町(現・亀山市)の八坂神社祇園会の山車が非常に豪華、「それ以上の贅沢はできない」「そこが頂点である」という意味の「関の山」が生まれたとされる。
▽セコイア = ラテン語・Sequoia。スギ科の常緑大高木。中生代ジュラ紀から中新世には広く地球上に繁茂。現在はアメリカのオレゴン州からカリフォルニア州の太平洋岸の山地に自生。高さ120m、径8mになるものもある。
▽摂氏(せし・せっし) = 摂氏は日本で使われているセ氏温度(℃)の略。創始者セルシウスの名に中国で「摂爾修斯」の字をあてたことから、摂氏(せっし)として使われてきた。現在は、「セ氏」の字が常用される。世界の潮流はセ氏で、華氏(カ氏)は米国とごく少数国(英国もセ氏移行中)に過ぎない。カ氏はドイツの物理学者ファーレンハイト(Gabriel Daniel Fahrenheit、1686~1736年)に、中国で「華倫海特」の字を当てたことから、カ氏温度(℉)の略。アメリカで普通に用いている、氷点を32度・沸点を212度とする。
▽急勝(せっかち) = セキカチ(急勝)の転か?先を急いで、心の落ち着きがないさま。性急。
▽拙者(せっしゃ) = 主に近世、武士が自分のことをへりくだっていう語。
▽Z世代 = 日本では、1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代を指す。生まれた時から既にある、生活の中でデジタル・スマホ・SNSを活用することが当たり前の「デジタルネイティブ世代」とされる。米国で1960年代中盤~80年頃生まれが「X世代」と名付けられたことに始まり、その後の80年頃~90年代中盤生まれが「Y世代(ミレニアル世代)」と呼ばれ、それに続く世代という意味で「Z世代」、「ジェネレーションZ」と呼ばれる。
▽刹那主義(せつなしゅぎ) = 過去や将来を考えず、ただこの瞬間を充実すれば足りるとする考え方。投/投稿者がこの言葉を知ったのは、1969(S44)年のレコード大賞・佐良直美「♪いいじゃないの幸せならば」が流行った頃。当時、冷たい世の中に変わったと世間が騒いだが、政治・経済が腐敗極まる現在のほうが、もっと刹那主義・刹那的になってしまっている。
▽説破(せっぱ) = ①他の説を言い負かすこと、ときやぶること、ときふせること、論破。②禅問答で、問いを受ける時の言葉。投/投稿者は、大喜利「笑点」で落語家同士が言葉の闘いの際、「説破」の声を掛けることから知った。
▽節分 = 2021年の節分は2月2日、1897(M30)年以来、124年ぶり。投/子供の頃は、2月4日だったことも。巣篭りで「メシは内!」、外からコロナを持ち込まずに「コロナ外!」と小さな声で言おう。
▽瀬戸際 = ①瀬戸と海との境。②生死の分かれる、差し迫った場合。投/瀬戸際と聞けば、言わずと知れた山際元大臣。投稿者はブログの別投稿で、山際・瀬戸際・窓際、さらに辞め際(ヤメギワ)も悪かったと書いた。それが数日後にはこともあろうか、何と自民党の「コロナ対策本部長」に就任した。山際氏を始め、岸田首相の見識のなさ。岸田氏は、本当に麻生・甘利陣営に物が言えないようだ。氏は去年のことは自動的に記憶もデータも消失するらしいから、コロナ対策も無理だ。
▽妹尾河童(せのうかっぱ) = 著書の「少年H」(エイチ)は、自伝的小説。当時の名前は「肇」だったので、セーターに書いてあったイニシャルからの愛称。1997(H9)年、講談社。投/ベストセラーになり、読んだ。人物が、あれこれ出てきた記憶が残っている。この本のお陰で、今でも妹尾という字が読み書きできる。本名の肇を、裁判所で河童に改名が認められた。改名は、支障ある名をまともな名にする時に認められるが逆行は珍しいと言う。
▽狭き門 = ①キリスト教で、天国に至る道の険しさのたとえ、新約聖書マタイ伝。②転じて競争が激しくて入学・就職などの難しいこと。投/口語訳の原文・『狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない』~「神の救いを得るためには、それ相応の努力をしなければならない」意。ろくでもない政治家・経済人、出鱈目な大人達に聞かせたい。
▽セミナー = seminar・一般に講習会。ゼミナール、ゼミ。 独語。
▽セルフレジ = 出題者がセルフレジのことを「消費者(お客)兼店員」の例えは上手いと思った。便利に感じる方と、不慣れで嫌がる方に大別される。米国の州によっては規則を設け、高齢者や障害者のために「全面機械化(デジタル化)」を禁止している。あえて「手動」(アナログ)を残して置くのも真の優しさ。問題は「セルフレジ万引き」。店員やカメラの陰に入り、商品をリーダーにかざす振りをして逃れる。将来はレジがなく、カードやスマホもかざさずに自動で「電子精算」(電波発信+監視カメラの連動)されるので、商品をそのままレジ袋に入れて持ち帰えることができる。見掛けは、万引きどころか泥棒スタイル。でも、やがては標準化に。
▽セロ = cello、チェロのこと。
▽善意の第三者 = ある法律関係の当事者間に存在する特定の事情を知らない第三者。例えば、Aの所有物をBが盗んでCに譲渡した場合、盗品であることを知らなければCは善意の第三者であり、Bの共犯者とはみなされない。投/この場合の「善意」とは、良い人、善良な心、他人のためを思う心の意味とは異なる(笑)。街中で老人や障害者に手を差しのべることは、法律用語とは別の意味(本来?)の「善意の第三者」でしょう。
▽善因善果(ぜんいんぜんか)= 善い行いには、必ず果報が伴うということ。
▽線状降水帯(せんじょう・―) = ウィキペディアより~「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50-300km程度、幅20-50km程度の強い降水をともなう雨域である。即ち、積乱雲が線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞する自然現象であり、結果として非常に強い雨が特定の地域に長時間連続して降り続けることとなる。
▽先進国 = 経済や文化の面で比較的進歩した国。OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development)、経済協力開発機構。1961年に発足した先進工業国の経済協力機構。経済成長・発展途上国援助・通商拡大の三つを主要目的とする。加盟国38カ国、日本は64年加盟。投/果たして日本は先進国なのだろうか?先進7か国最下位、OECD最下位またはかなり下位、世界200か国近い国でも下位にランキングされる評価項目が多くなった。世界の在り方に逆流する、自民党右翼が牛耳る政治に文句を言えぬ歴代首相が続く限り日本はどんどん急降下する。
▽先代(仙台) = 投/出題例は桂文枝(襲名前・三枝)だったが、投稿者は先代と仙台を掛けたネタは「笑点」で知った。「圓楽と旅行」はセンダイが断然良い、6代目より5代目のこと(6代目も22年に亡くなった)。
▽前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん) = 「方」は四角形を表す。例えば古墳では、前部に方形(四角形)または長方形の墳丘を付設した「前方後方墳」と言う。他方、「前方後円墳」は、前部を方形に後部を円形に築造した日本に多い古墳の形式。
一例 大安場(おおやすば)古墳 (福島県)
▽前門の虎、後門の狼 = 一つの災いを逃れて、さらに他の災いにあうことのたとえ。一難去ってまた一難。類義語:進むも地獄退くも地獄、八方塞がり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。
クロス辞書/インデックス クロス辞書/本文の先頭へ戻る