少数派シリーズ/学校・公営プール事故10
ふじみ野市営プール排水口事故死から見えてくる学校プール事故の元凶
プール事故による無責任連鎖の教育現場・教育委員会に裁判所まで味方する
有田一彦氏の主張/プールの排水口対策は、再三、文部省から蓋を固定(重量に任せた固定は不可)すべき通知が、各教育委員会を通じ学校関係者に知らされている。にも関わらず何の対策もせずに、事故が起これば文部省からの通知を棚に上げ、被害者に責任を負わせ、過失相殺や賠償金の値切り等、教育者としての恥を知るべきだ。
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学校の校長や教師、教育委員会、あるいは裁判長にお伺いしたい。問題のプールの排水口は、どれほどの吸引力になるのか、はっきり知っているのか!?裁判そのものが、生徒達が危険性を把握できる前提で、事故の責任を転嫁するのは完全に誤りである。生徒より遥かに経験豊かな大人のプール管理者が、排水口の危険予知ができたにもかかわらず、放置していたからではないのか?(管理者は、再三の文部省からの通知等で十分に予測できた)。
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生徒達が危険な吸引力に対する知識を持っていなかったことを理由に、被害者の過失をプール管理者の責任より重くする判決は納得いかない。過去の事故で、本当に裁かれる人間は誰なのか?また裁判官も含めて、事実を認識すべきであろう。
投稿者補足/プール事故に限らず、当時も今も役人に対しては甘い判決が出ることは、許しがたいことです。この時代は、まだ裁判員裁判は行われていませんでした。現在のように、市民感覚を持った裁判員が加わっていれば、誰が見てもこんな“アホ”な判決は出ていないと確信できます。

参考書籍 「あぶないプール」 著者 有田一彦
■戸丸瑛梨香さんや多くの生徒達のブール事故死を忘れないために
ご両親や亡くなった大勢の生徒達の無念さと行政の怠慢をお伝えするために、事件後・数年あるいは数十年経っても、こうしてマイブログでお伝えしております。