回転寿司の真相シリーズ266皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND16 回転寿司も板前さんの力
注文や品切れ時の上手な対応こそ実力がある回転寿司店の板前さんの証し
中小の回転寿司店は、まだまだパネルタッチ式の注文システムがない所があります。態度が悪いそこらのタクシーと同じで、板前の中には注文しても返事もしない奴がいます。「ああ~」と、ぶっきらぼうに答えるだけの者もいて、中小の回転寿司店には今でも酷い店があるのも事実です。曖昧な応答だと注文が通っているか分からずに、お客は不安になってしまいます。ネタが切れている際に、ただ「ないよ!」「品切れ中!」と横着そうに返事する板前は握る資格はありません。
お客から注文を受けた際や品切れ時の上手な対応こそが、実力が伴った板前さんです。注文を受けたら「はい!」の返事だけでなく、「トロですね、かしこまりました」と、注文を把握したことをきちっと「復唱」してお客に応える対応です。品切れ時は、「申し訳ありませんが、ただ今、品を切らしております」と丁寧に謝ります。そして例えば鯵(あじ)が切れていれば、鰯(いわし)・秋刀魚などの代替ネタをオススメするのが優秀な板前さんの技です。
回転寿司に限らずどんな仕事でも、お客様の立場になって考えれば自ずと出てくる自然の言葉なのです。しかし、横柄で仕事を舐めている前時代的な板前がいることも知っておきましょう。こんな店には次回から行かないこと、お客の特権である“不買(不食い)運動”が決め手です。時節柄、お客さんを甘く見る店や板前は自然淘汰されるべきです。悲しいかな、今でも残る一部の中小店の実態です。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。
このROUNDは回転寿司評論家の書籍を参考に、投稿者
の一般飲食店での感想と世の中の経験を加え記事にしました。