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ミャンマーの弾圧・国際社会の結束した対応急げ、日本はより積極的役割を*赤旗だより/少数派

2021年04月12日 | 東アジア・海外の知識
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/東アジア・海外の知識(赤旗だより)
Part5 その他海外
ミャンマーの弾圧・国際社会の結束した対応急げ、日本はより積極的役割を

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■国軍の弾圧による市民の死者は700人を超え見境のない無差別殺人へエスカレート
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/ミャンマー情勢は国軍による21年2月のクーデター以来、悪化の一途をたどっています。国連安全保障理事会は市民への暴力を非難する声明を発表しましたが、法的拘束力を持つ決議の採択には至りませんでした。中国など一部の国が、軍に圧力をかける措置に反対しています。こうしている間にも犠牲者が増え続けています。ミャンマー国民の命を守るために、国際社会の結束した対応を急がなければなりません。クーデター発生は、昨年11月の総選挙で圧勝した国民民主連盟(NLD)の新政権が発足するはずだった2月1日でした。民意と民主主義を根底から否定する暴挙です。市民の抵抗は2カ月たってもやむことがありません。実弾発射を繰り返す国軍や警察に対して、市民は街頭でさまざまな手段を駆使して軍政反対の意思を表明しています。国際社会にも支援を呼びかけています。

市民への暴力は、見境のない無差別なものへエスカレートしています。ミャンマーの人権団体によると、弾圧による市民の死者は706人(最新4/11現在)に上ります。民政下で和平協議が進んでいた少数民族武装組織の支配地域に対しては、国軍が無差別の空爆を行い多くの犠牲者が出ています。ミャンマー担当のブルゲナー国連事務総長特使は、大量殺りくや大規模な内戦の危険を警告しています。もはや一刻の猶予もなりません。国連安保理が3月10日に発表したミャンマー情勢に関する議長声明は「平和的なデモへの暴力を非難する」とし、民主的政権への移行を支持すると表明したものの国軍を名指しした非難は避けました。それに続く1日の安保理声明は全理事国の同意を得たものですが、意思表示の手段としては議長声明より弱いものです。

■日本政府は軍政時代から国軍と強い関係を持ってきただけに重要な責任を負っている
欧米諸国はすでにミャンマーに制裁を発動し、国連でも国軍に厳しい姿勢を示すよう求めています。国連がミャンマー国軍非難で一致できないのは、安保理で拒否権を持つ中国が制裁などに反対しているからです。ロシアも消極的な立場と伝えられます。中国政府の態度は、一貫して「ミャンマーの各方面が自制すべきだ」というものです。クーデターも国軍の暴力も非難しません。中国の王毅外相はマレーシア外相とミャンマー問題で会談した後の記者会見で、「出しゃばって勝手に圧力を加えるべきではない」とまで述べました。「内政問題」だとして、クーデターを容認することは到底許されません。

ミャンマーで半世紀続いた軍政から民政への移行は、国際社会の支持のもとで進められてきました。それを武力で覆すことは、民主化を支援してきた国際社会の努力を壊す行為です。国連人権理事会も、2月12日に民主的政権への復帰や拘束したNLD幹部らの解放を求める決議を採択しています。日本政府は、ミャンマー国軍と軍政時代から強い関係を持ってきました。同国に最大の経済援助を供与してきた国として、重要な責任を負っています。クーデターを許さない道理ある批判をし、国際社会の結束をつくり上げるために他国にも働きかけ、積極的な役割を果たすべきです。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
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投稿者からのひと言/日本はミャンマー国軍と軍政時代から強い関係を持ち経済援助を行ってきただけに、解決に重要な責任を負っている。にも関わらず、なぜ言葉を発しないのだ。人道上の問題だけに、中国にもロシアにも強く発言すべきと思う。映像が流れるように、幼い子供や女性にも躊躇なく発砲し殺す。国軍は市民・デモ隊を排除することを越えて、逆上し過剰に目の前の個人そのもの激しく殴る蹴るの攻撃に変わる。妻や我が子を持つ親でも言わば戦争や対立状態になると、常軌を逸し平気で人を殺すものだと再認識した。だからどこの国でも、権力側と市民がぶつかると必ず市民側に死者が出る。思えば1960年安保反対闘争で、樺(かんば)美智子さんが機動隊(警官)に撲殺された。権力側の人間は国家をカサに、無抵抗の市民を殺す行為にまで発展する。だから戦争も人を変え、残虐なのである。

Sankoub
ミャンマー内外で未だにミャンマーとビルマの2つの呼び方をするのはなぜ?

Akahatatop

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