林修先生のことば検定シリーズ VOL.4
「天高く馬肥ゆる秋」◆紀元前の中国では不吉な訪れ・警戒を表す言葉だった
テレ朝の番組を投稿者がまとめたものです。
日本では「天高く馬肥ゆる秋」(てんたかくうまこゆるあき)は、下記の広辞苑通り清々しい秋
を指す言葉だ。若い方は音(おん)から「天高く馬越える秋」と思い込み、「天馬」のイメージ
でいる人もいる。しかし元々は中国の詩で、不吉・警戒を表す言葉だった。
前漢時代(紀元前200年頃)のことを書いた詩の一節「雲浄くして妖星落ち 秋高くして塞馬
肥ゆ」に基づいている。前漢の北方では騎馬民族「匈奴(きょうど)」が大きな勢力を誇り、秋
になると収穫物を略奪しにやってきた。
春から夏にかけて草を食べ、たくましく育った馬に乗って匈奴が侵入してくることから、「秋に
なると匈奴の馬が強く育ち、その馬で攻めてくるから気をつけろ」という警戒の言葉。詩の「妖
星(ようせい)」とは不吉な出来事の前兆、「塞馬(さいば)」は北方の馬、匈奴の馬。
広辞苑◆第七版
秋は空が澄み渡って高く晴れ、馬は肥えてたくましくなるという意で、秋の好時節をいう。
▽新明解故事ことわざ辞典
昔、中国では北方の騎馬民族の匈奴が、収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、今年
もその季節がやってきたという警戒の言葉。匈奴が滅びて後は、今のような意味に用いられるよ
うになったと言われる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
テレ朝の「林修先生のことば検定」番組を参考に、池上彰氏の番組、NHK「チコちゃんに叱
られる」、その他の番組や書籍などの内容を付け加え投稿者がまとめたものです。従って、『こと
ば検定』の番組進行とは異なります。
広辞苑▽第七版 広辞苑の説明①②などは、時代とともに言葉の意味が変化していく経過を番
号順に並べたものです。
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「天高く馬肥ゆる秋」◆紀元前の中国では不吉な訪れ・警戒を表す言葉だった
テレ朝の番組を投稿者がまとめたものです。
日本では「天高く馬肥ゆる秋」(てんたかくうまこゆるあき)は、下記の広辞苑通り清々しい秋
を指す言葉だ。若い方は音(おん)から「天高く馬越える秋」と思い込み、「天馬」のイメージ
でいる人もいる。しかし元々は中国の詩で、不吉・警戒を表す言葉だった。
前漢時代(紀元前200年頃)のことを書いた詩の一節「雲浄くして妖星落ち 秋高くして塞馬
肥ゆ」に基づいている。前漢の北方では騎馬民族「匈奴(きょうど)」が大きな勢力を誇り、秋
になると収穫物を略奪しにやってきた。
春から夏にかけて草を食べ、たくましく育った馬に乗って匈奴が侵入してくることから、「秋に
なると匈奴の馬が強く育ち、その馬で攻めてくるから気をつけろ」という警戒の言葉。詩の「妖
星(ようせい)」とは不吉な出来事の前兆、「塞馬(さいば)」は北方の馬、匈奴の馬。
広辞苑◆第七版
秋は空が澄み渡って高く晴れ、馬は肥えてたくましくなるという意で、秋の好時節をいう。
▽新明解故事ことわざ辞典
昔、中国では北方の騎馬民族の匈奴が、収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、今年
もその季節がやってきたという警戒の言葉。匈奴が滅びて後は、今のような意味に用いられるよ
うになったと言われる。
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テレ朝の「林修先生のことば検定」番組を参考に、池上彰氏の番組、NHK「チコちゃんに叱
られる」、その他の番組や書籍などの内容を付け加え投稿者がまとめたものです。従って、『こと
ば検定』の番組進行とは異なります。
広辞苑▽第七版 広辞苑の説明①②などは、時代とともに言葉の意味が変化していく経過を番
号順に並べたものです。
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