回転寿司の真相シリーズ190皿目 第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND11 鮨詰め話アレコレ!
マグロなど同じネタをまとめてレーンに流すとすぐ売り切れるのはなぜ?
お客が識別しやすく限られた皿を他客に取られたくない本能を刺激する
皿図は、後日、貼り付けます
回転寿司店では、マグロなど同じネタをまとめて3~5皿を一遍に流します。横着な板前が、面倒臭さにまとめて出すと思っている方が多いようです。実際、まとめて作ったほうが楽ですが、狙いは違うのです。同じネタを一遍に出すと、お客側が識別しやすく、限られた数を他客に取られまいとする本能(錯覚)を刺激して、つい手を出してしまうのです。そのため、すぐ売れてしまいます(笑)。
反対に別々のネタ皿が並んでいると、見極めが難しく売上が伸びないそうです。こうした「まとめ出し」のノウハウを持った店は、意図的にこの手法を取ります。取られまいと焦って取ると、“余分喰い”してしまい店の思う皿?(壷)です。皆様は、騙されてはいけません。当たり前ですが、回転寿司店にはレーンに並んだ連続マグロの数皿だけでなく、ネタはまだまだ沢山用意されています(苦)。
よく考えてみれば、“まとめ出しの手法”は至る所で活用されています。街中の同じポスターの多数枚の貼り出し、大相撲の懸賞幕も何枚も同じものが回るとついTV画面に注目してしまいます。また駅前や交差点付近に、コンビニ集中地・同業種の外食店が多数並んでいるのも、共倒れどころか逆に多くのお客を呼び込む集客効果あるからです。その最たるものが、秋葉原電気街でしょうか。無数の電気店が並ぶことによって、お客のニーズに応えるべく品種・品質・サービスが向上してきた歴史があります。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。