魚を大事にしない日本人シリーズ R1-1
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part1東京湾には世界の魚が集まる?
魚は国民の共有財産・地球の共有物の観点から枯渇を防ごう
今回から、「魚を大事にしない日本人シリーズ」をスタートします。食卓から、魚が消える?かも知れません。と言っても、家計の都合や魚嫌いの奥さんがいるからではありません(笑)。現にアメリカの科学誌・サイエンスは、「2048年には世界中の海から魚がいなくなる」と警告しています。
私達がこのまま好きな魚や高級魚ばかりを食べていると、世界中の多くの魚が枯渇・絶滅の危機に陥ると専門家が予測しているからです。魚は食べ放題、水産業者の“獲り放題”(私物化)ではなく、「国民の共有財産」「地球の共有物」という考え方を持って強く管理していくべきです。
シリーズの趣旨は、(1)これら特定魚の枯渇・絶滅の原因と対策 (2)儲かりさえすれば絶滅寸前の魚を獲っても何とも思わない水産漁業者の問題 (3)何万kmも離れた海で獲れた外国魚を食べ、石油などの地球資源の無駄遣い・フードマイレージの異常さ (4)養殖魚などによる抗生物質・抗菌剤の多量摂取 (5)鮮魚・刺身には本来必要としない植物油や食品添加物がべっとりと塗られている~こうした問題を取り上げます。
健康に良い魚といえども、今日から魚は“ピュア”な食べ物という既成概念をぶっ潰して下さい。消費者を欺いており、厳しい眼でとらえる必要があります。