社名・商品名のイワレ［食品編］爽健美茶（日本コカ・コーラ）｜発売直前まで商品名はインパクトがない爽健茶だった
◆爽健茶では“商品名に引っ掛かりがない”ため、あえて濁音の「美」を加えた
♪ハトムギ・玄米・月見草、爽健美茶（そうけんびちゃ）～恐らく国民の多くが、このＣＭソングを口遊（くちずさ）むことができるのではないでしょうか！ そもそも「爽やかに・健やかに・美しく」が、商品コンセプトでした。にも関わらず当初は濁音の「美」が耳障りとされ、「爽健茶」として売り出す予定だったそうです。しかし発売直前に、幹部が“商品名に引っ掛かりがない”と待ったと掛けたのです。逆転の発想でしょうか、あえて濁音を使うことで、「耳に残る」商品名に変更されたのです。確かに「爽健茶」だとインパクトがなく、ここまで売れていなかったかも知れません。１９９３年の発売以来の、ロングセラー茶です。当初は１０種の原料をブレンド、その後も、びわの葉・大麦若葉・アシタバを追加し最大１５種に。しかし妊婦や子供も飲めるようにとの要望を受けて、カフェインを含んでいる緑茶やプーアル茶などを除いた結果、現在は１３種類です。ただ近年は競合も厳しく、焙煎の程度や配合比率を変えて、香ばしさや後味の良さを追求したそうです。もちろん製品の良さは当然ですが、商品はネーミングが命ですね。
ペットボトル茶の怪しさ１・ペットボトル茶をお茶代りに飲むな
◇茶葉でなく中国産の茶の茎を使用し食品添加物を混ぜた色付き液
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