
回転寿司の真相シリーズ31皿目
第1部/恐ろしい?回転寿司編
ROUND2 死魚・病気魚・奇形魚も堂々とネタに
魚を金儲けのために利用しあう水産マフィアと回転寿司店の関係

簡単に、水産物の流通ルートをご案内しましょう。TVの影響か、魚は全てが豊洲などの市場で取引されていると思っている方がいます。もちろん市場取引が多くても、漁師・漁業会社からの産地直送など、セリを通さない市場外取引も年々増えています。実はそれ以外に、「闇ルート」もかなり存在します。

回転寿司の例では、①養殖魚の奇形魚・眼や鱗がない魚などを専門にする特殊な水産加工業者からのルート ②偽装魚ネタ専門の水産業者からのルート ③外国魚など真空パック・冷凍ネタ専門業者からのルート ④廃棄物処理業者からのルート(①と同様に、養殖業者から持ち込まれた奇形魚などを廃棄物として引き取り転売する)などです。

本来の漁業関係者からはみ出した、特殊な水産業者・水産加工業者、水産ブローカー、暴力団などが複雑に絡み合った、「暗闇・暗黒世界」の業者と独自の流通ルートが存在します。回転寿司店のファミリー的なムードと裏腹に、歪んだ構造が見え隠れします。金儲けのために、こんな魚を利用しあう水産マフィアと回転寿司店の関係は、これからも断ち切れないでしょう。せめて私達が回転寿司店へ行かずに、少しでもパイ(流通量)を減らして行くしかありません。

酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。