食品のカラクリと暮らしの裏側

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都民の感染者用ホテルが密かに五輪選手感染者用に変えられていた!”バブル崩壊”/東京五輪の危うさR8-5

2021年08月05日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.113
ROUND8 コロナ禍・猛暑下の東京五輪開催の過ち検証編 5
都民の感染者用ホテルが密かに五輪選手感染者用に変えられていた!”バブル崩壊”

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この内容は、東京オリンピックの危うさカテゴリと新型コロナウイルス・カテゴリに併載しています。

■開催前懸念の通り五輪を開けば医療者や医療施設に負担を掛けることが証明された
都内では、コロナ感染しても入院ができない自宅療養者が14000人(投稿時)もいます。菅首相は「安全安心」の東京五輪、組織委員会は”バブル方式”で選手や関係者の感染は絶対起こらないと啖呵(たんか)を切りました。ところが投稿前(8/4まで)の時点では、選手村でもクラスターが発生し既に選手・関係者が322人も感染していたのです。そのため都民さえホテルでの療養が難しい中、感染した都民感染者専用の療養ホテルが、こともあろうか密かに「五輪感染者用」に変えられていたのです。都内にある300室規模のホテルです。東京都も組織委員会も、公表せず黙っていました。恐らく組織委と小池都知事との交渉で、切り替えられたと思われます。バレたのは感染した複数の選手が、SNSでホテルの様子や食事などを投稿したからです。しんぶん赤旗日曜版が、スクープしました。

大会前に大勢の方が、コロナ禍において五輪を開催すれば医療者や医療施設に負担を掛け、感染爆発の発端になるから五輪を中止しろと要求したのです。その時、菅首相を始め丸川五輪担当大臣、橋本組織委会長、小池都知事、さらにはバッハ会長までも、選手などからは「感染は起こらない」「対策はパーフェクト」と言い切りました。それが次々と陽性者が出て、挙句の果てに肝心な都民さえ放り出して”陽性選手専用施設”にするとは何事でしょうか。もちろん感染した選手や関係者は、人道上、療養施設で治すことは当然です。腹が立ったのは、武藤組織委事務総長がこの期に及び、この程度の感染数は想定済みと言い出したことです。申し上げたかったのは、政府も都も組織委も、出鱈目だと言うことです。もし有観客にしてたらと思うとゾッとします。菅首相と小池都知事はコロナ対策やる気なし、五輪前のめりの態度が感染を爆発させたのです。

/五輪が感染を爆発させたエビデンスは今のところ発表されてないものの、例え無観客であっても選手・関係者、警備や輸送、ボランティア、報道関係者など数十万人にのぼり、様々な場面で感染拡大のリスクを大きく増大させます。一方、引き締めるべく緊急事態宣言下に五輪開催を強行すれば、国民の気持ちが緩むのは当然です。こういう相反することの連続が国民が政府の言うことに聞く耳を持たなくなり、コロナ対策が効かなくなったのです。国民を責める前に、菅首相と小池都知事は直ちに退陣し、本当にコロナ対策に力を入れられる方に代わるべきです。

Sankoub
次号/東京五輪開催は感染抑止へ誤ったメッセージ発信になった・強行が命の危機を加速させる
前号/松尾貴史氏コラム◇開閉会式費用は165億円・それであの程度ならばただ腹立たしい

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