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認知症九大法則・よく理解するために◇「九大法則+1原則で優しく接しよう」/認知症と介護9

2019年05月17日 | 認知症と介護
Alzheimertp3 認知症と介護シリーズ9
認知症九大法則・よく理解するために◇「九大法則+1原則で優しく接しよう」
認知症の方には共通した特徴がありポイントをつかんで介護を楽に

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「最初に知っておきたい認知症」(著者・杉山孝博)を参考にしました。

■認知症者の立場から見るようにすれば介護する家族は深刻さを軽くできる
認知症の方には、共通した特徴が見られます。それが、下記の「九大法則」です。様々な困った行動にも、記憶力や判断力が低下した認知症の方の立場から見れば、納得できる理由があります。それを理解して対応すれば、介護する側の家族が抱える問題の深刻さを軽くすることが可能です。まずは項目だけをご覧頂き、認知症になった親・配偶者にはこうした特徴を理解した上で優しく接して下さい。

▽認知症をよく理解するための「九大法則1原則
第一の法則 記憶障害に関する法則
 (a)記銘力低下(酷い物忘れ)
 (b)全体記憶の障害(できごとの全体を忘れる)
 (c)記憶の逆行性喪失(現在から過去に遡って忘れる)
第二の法則 症状の出現強度に関する法則
  身近な人に対して症状がより強く出る
第三の法則 自己有利の法則
  自分にとって不利なことは認めない
第四の法則 まだら症状の法則
  正常な部分と認知症の症状が混在する
第五の法則 感情残像の法則
  記憶を失っても抱いた感情は残る

第六の法則 こだわりの法則
  1つのことにこだわり続ける
第七の法則 作用・反作用の法則
  介護者の気持ちや状態が鏡のように反映する
第八の法則 症状の了解可能性に関する法則
  症状のほとんどは相手(認知症者)の立場に立てば理解できる
第九の法則 衰弱の進行に関する法則
  認知症の人の老化のスピードは速い

一原則 介護に関する原則
  認知症の人の世界を理解し大切にする

タイトルだけを見ると家族の方は先が思いやられ、一見、介護などに深刻さが増すとイメージさせられます。実は、そうではないのです。 「一原則 介護に関する原則」や法則の八・九のように、基本的なことは認知症者の立場に立てば、相手の意志が分かり、家族側の介護も楽になるのです。まず、この点を十分理解しましょう! 次号以降で、個々の法則について説明して参ります。

■ご連絡「最初に知っておきたい認知症」(著者:杉山孝博)を参考にしました。
いつも、「認知症と介護シリーズ」をご覧頂きありがとうございます。世の中では
介護疲れで長年連れ添った配偶者や親を殺す事件を耳にします。しかし投稿中の杉山
孝博氏の「最初に知っておきたい認知症」の著書を読んで、大変ではあるものの苦悩
に追い込まれず、心に余裕を持って介護できます。著作権に抵触しますが、前述の理
由から著書の内容をお伝え致します。
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著書の表紙と杉山孝博氏のプロフィール ← クリックすると拡大します!

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