食品のカラクリシリーズ/林修先生のことば検定・食べ物の名
心太(ところてん)|最初の「こころぶと」がところてんに変わったが漢字はそのまま
中国伝来で、奈良時代には日本でも食べられていた。海藻の天草が原料で、煮て冷やして固める。呼び名が何度も変わり、海藻の古名「こころぶと」→こころてい→こころてん→江戸時代には「ところてん」に変わっていた。しかし漢字だけは変わらず、今も当て字の「心太」(こころぶと)。
初期の頃の名称には2つの説があり、①天草の古名は「凝藻葉」(こもるは)と言い、冷えて固まることを「凝(こご)る」。それに、天草のテンを添えた説。②海藻の古名ココロブト(心太草)をココロテイと言い、上記のように転化。
「心太式」=押し出されて、自然に前へ進むこと。心太を押し出す道具・天付きに因んだ表現。
投稿者追記/関東では酢醤油に辛子を付けて食べますが、昔、1年半程度、関西にいた頃、黒蜜を掛けることを知りカルチャーショックを受けました。食べてはみたが口が馴染んでなく、船橋屋の葛餅(くずもち)の蜜と黄粉(きなこ)のほうが美味しいと思いました。
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テレビ朝日「林修先生のことば検定」、NHK「チコちゃんに叱られる」
池上彰氏などのTV情報番組、新聞・書籍を参考にしました。
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