偽装魚の実態シリーズ 開発魚・偽装魚ガイドブック6
開発魚や偽装魚を知って回転寿司店・飲食店・惣菜の食品偽装を見破ろう
マ・ヤ~ワ行の名前が付いた魚
●ご案内/ は、開発調査センターのサイトから魚の写真を見ることができます。
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マス子 →いくら・すじこ
いくらは、本来、鮭の卵です。回転寿司店で、鱒の卵がかなり偽装されています。
<他偽装=人造イクラ>
マジェランアイナメ →ギンダラ、銀ムツ(むつ)
フライ・照焼き・煮付け、70~200cm
ニュージーランド近海、パタゴニア~スコシア海、南極半島北部
1500mに棲む深海魚、アイナメとは全く別種。ライギョダマシと共に、銀鱈などに偽装される。
ミナミダラ (開発魚) →真鱈(まだら)
切身・フライ・ムニエル・すり身、40~50cm
ニュージーランド南部、アルゼンチン、チリ南部
シルバーヘイク・ホキ、メルルーサ、ブラックバス・ブルーギルと共に、真鱈に偽装される。
ムネダラ →鮎魚女(あいなめ)
日本近海の怪奇な面構えの深海魚です。
メルルーサ (開発魚) →真鱈(まだら)
切身・惣菜品・ムニエル・フィッシュバーガー・フライ、40~100cm
海域により数種あり。標準和名がニュージーランドヘイク、アルゼンチンヘイク、ケープヘイク(南アフリカ)
など。
スーパーで一番認知されている魚、肉質は白身で淡泊。メルルーサはスペイン語読みで、英語はヘイク。シルバーヘイク・ホキ・ミナミダラ、ブラックバス・ブルーギルも、真鱈に偽装される。
モトギス →鱚(きす)
東南アジア産のモトギスです。<他偽装=ぺへレイ>
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(ヤ~ワ行の魚)
ライギョダマシ →ギンダラ、銀ムツ(むつ)
フライ・照焼き・煮付け、80~100cm、南氷洋の深海魚
マジェランアイナメと共に、銀鱈などに偽装される。
ラパスガイ →鮑(あわび)
鮑とは別種の南米の太平洋沿岸のラパス貝で、チリアワビと呼ばれていますが食感が違います。鮑が回転寿司店で食べられること自体がおかしいと思うことです。<他偽装=ロコガイ>
ランプフィッシュの卵 →キャビア
毒々しい色の怪魚のヨーロッパ産のランプフィッシュの卵です。本来のチョウザメは絶滅危惧種に指定され、本物はもう食べられないかも知れません。<他偽装=キャビアンヌ>
ロコガイ →鮑(あわび)
鮑とは別種の南米の太平洋沿岸のロコ貝で、チリアワビと呼ばれていますが食感が違います。鮑が回転寿司店で食べられること自体がおかしいと思うことです。<他偽装=ラパスガイ>
ワレフー(ギンワレフ・シルバーワレフ) (開発魚) →鰤(ぶり)
回転寿司ネタ・刺身・切身・惣菜・粕漬・味噌漬
40~60cm、ニュージーランド南部、オーストラリア南部
イボダイの仲間。脂肪分が多いため、オキメダイ、ナイルパーチと共に、鰤に偽装にされる。