家庭用品の危険シリーズ ■フッ素樹脂加工フライパン・鍋/台所
フッ素樹脂加工のフライパンはサリン並みの猛毒ガスを発生させる
のどの痛み・発熱・寒気・せき・頭痛など風邪のような症状
■高温で発生するガスはサリン並みの猛毒
表面がスベスベしていて焦げ付かず、洗うのも簡単で便利なテフロン加工の鍋やフライパンは重宝がられます。テフロンというのは、米の巨大化学企業・デュポン社の商品名です。一般的には、「フッ素樹脂加工のフライパン」と呼びます。安全だと言われていましたが、本当は猛毒ガスを発生させる恐い台所器具なので、慎重な取扱いが必要なのです。
フッ素樹脂は、300~400℃の高温になるとフッ素が不安定になり、猛毒物質を発生させるのです。例えば470℃で生じるパーフルオロイソブチレンは、何とあの地下鉄サリン事件で使われたサリンと同程度の毒性という強力さです。法律の許容濃度が、青酸ガスの500の1に設定されている猛毒ガスなのです。
米国のあるNGOは米消費者製品安全委員会に、フッ素樹脂加工製品には有毒ガスで死亡や風邪に似た症状が発生する恐れを表示をすべきと求めています。
■食材が少ないと空焚きと同じ高温になりガス発生の恐れ
日常的に使用している場合、毒ガスの危険性は長時間・空焚きした場合に限られるとされてきました。しかしデュポン社自体が、350℃以上に熱せられると人に害が出る研究報告を発表しているのです。2分の加熱で、有毒ガスを発生させる恐れがあるということです。
このガスを吸い込むと、のどの痛みや熱、寒気、息が上がる、胸が苦しい、不快感、頭痛、せきなどの風邪に似た症状を起こす恐れがあります。国民生活センターには、“じんましん”が出るようになった、飼っていたインコが猛烈に苦しんで死んだなどの訴えが寄せられているのです。
空焚きだけではなく、ウィンナー数本やお餅1個だけを焼くなどの使い方をすると、空焚きと同じようにフライパンの表面温度が上がり過ぎます。実験では、フッ素樹脂加工のフライパンとI H調理器の組み合せは超危険です。薄いフライパンは、1分間の加熱で部分的には370℃にも達しました。I H調理器は、ごく短時間で温度上昇する危険性があるからです。
■■危険への対策■■
できる限りフッ素樹脂加工したフライパンや鍋はやめて、表面加工していない鉄やステンレスの
調理器具に買い換えよう。
厚手の鉄やステンレスのものなら、少し使い込めば焦げ付いて困ることはない。