少数派シリーズ/学校・公営プール事故4
ふじみ野市営プール排水口事故死から見えてくる学校プール事故の元凶
学校プールでは半世紀前から排水口の死亡事故が続いていた
写真はイメージであり、当該プールではありません
▽ここからは、有田一彦著「あぶないプール」の要約文です。次回以降も続きます。
有田一彦氏の主張/排水口の事故は、図表のように1966(S41)~1995年(H7)の30年間に54件(55人が被害)起きており、うち50人が死亡している。事故がただちに死亡に繋がり、実に危険であることが分かる。事故は、学校プールで47件、公営プール4件、民間プール3件あり、ほとんどが学校プールである。もちろん学校プール数そのものが絶対的に多いのだが、その他に管理体制に問題がある。

被害者の内訳は、小学生21名・中学生28名・高校生3名・その他3名で、性別では9割が男子だ。図表のように「蓋がはずれていた」のは、「蓋がなかった」ことと同じ(計46.3%)である。生徒が「蓋をはずした」13件も、本来なら簡単にはずれないように「ボルト締め」をするのが義務である。何れにしても、学校等の管理ミスは免れない。
投稿者補足/2006年の戸丸瑛梨香さんの死亡事故の40年も前から、学校や公営プールでは同様の排水口事故が多発していたのです。
▽プール事故54件の内訳/図表 (前出)

うち50人の生徒が死亡した

参考書籍 「あぶないプール」 著者 有田一彦
■戸丸瑛梨香さんや多くの生徒達のブール事故死を忘れないために
ご両親や亡くなった大勢の生徒達の無念さと行政の怠慢をお伝えするために、事件後・数年あるいは数十年経っても、こうしてマイブログでお伝えしております。