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松尾貴史コラム◇大臣相次ぐ醜聞・失態・辞職、そもそもまともな品性の人々なのか/少数派

2019年11月09日 | 政治情勢1
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史コラム◇大臣相次ぐ醜聞・失態・辞職、そもそもまともな品性の人々なのか

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河井大臣辞任に対し陳謝(したふりを)する安倍首相 (既出)

■安倍内閣は「想像を絶する」緊張感のなさ、辞任した大臣で野球チームが作れる
安倍内閣の緊張感のなさ、“想像を絶する”たるみよう、剥いても剥いてもウソが出てくる「玉ねぎ内閣」です。経済ばかりか、我が国を悪くする安倍内閣の姿は酷いものです。辞任した大臣で、野球チームが作れるほどです(下記リンク参照)。毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムから抜粋した記事をご紹介します。松尾貴史氏はコラムの中で、相次ぐ醜聞・失態を重ねる大臣、それを追及しないメディアに「違和感」(実際は痛烈な批判)を持っています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■辞任大臣が15人いても安倍首相は「任命責任は自分にある」と頭を下げるだけ
「<省略> 菅原一秀前経済産業大臣は以前、27歳の元愛人に「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」 「子供を産んだら女じゃない」などと言ったことで、モラハラ被害を受けたとして週刊文春誌上で告発されたことがある。彼は国会を休んで公費で愛人とハワイ旅行したとも報じられたり、秘書に給料の上納を要求したり、2017年の衆院選挙期間中に内閣府と契約のあった業者から献金を受けたり、以前話題になった「保育園落ちた」ブログの騒動の時の質疑に下劣なヤジを飛ばしたり、統一教会との関係が問題視されたり、自身の選挙公報の経歴に「早実野球部で甲子園に4回出場」と書いていたが、実際は3回で、しかもベンチ入りもしていなかったことがバレたりと、そもそも閣僚に起用するにはあまりにもリスクの高い人物であることは、素人目にもも明らかだった。」 <省略>

「今回問題となり大臣辞任に追い込まれた、関係者へのカニやメロンの贈答についても、以前から報道もされていたのに、安倍晋三総理の周辺はそのことに気づかなかったのだろうか。もしそうなら危機管理能力に欠けるし、知っていたならマスコミや世論を抑え込む自信があったから、ということになるだろう。こういう不祥事があって閣僚が辞任するたびに、安倍氏は毎度「任命責任はぁ~わたくしにあります」(ページ末・補足1)と神妙に述べるけれども、一切責任は取らない。もう、2桁近い閣僚らでこういう事態が起きているけど、どこ吹く風だ。」
補足/この投稿日時点で10人、2006-07年の第1次内閣を含めると、計15人(うち自殺1人)が辞任に追い込まれている。

■この国の政治を報道しないメディアは安倍政権に去勢されてしまったのか
「さまざまな醜聞や失態が明るみに出ても、聞かれたことにまともに答えず、証拠の提出や説明は先送り、「ご飯論法」(ページ末・補足2)でのらりくらり、そういうことをやっているうちに、国民は飽き飽きとして、追及する気持ちも薄まってしまっているのだろう。安倍夫妻の森友学園問題、安倍氏の加計学園問題、甘利明氏の都市再生機構(UR)口利き疑惑、世耕弘成氏の750万円献金疑惑(彼はかつて週刊東洋経済誌のインタビューで「生活保護受給者は、一定の権利を制限されるべきだ。フルスペックの人権を全て認めてほしいという考え方は、いかがなものか」と、信じられない差別的な発言もしている)。萩生田光一氏の「身の丈受験」発言、河野太郎氏の被災者に配慮を欠いた「私は雨男、防衛大臣に就任してから3回も台風が来た」という発言など、まともな品性の人々なのだろうか。そんなに台風を呼ぶなら、なぜ任命を受けるのだ。次が来ないうちに一刻も早く辞職してほしい。」

「これほど次から次へと劣悪な言動をする人々のことは、テレビも「アリバイ作り程度」にわずかしか報じず、「想像を絶するだらしなさ」の芸人(補足/チュートリアル・徳井氏)よる申告漏れや、外国の法務大臣(補足/玉ねぎ男と言われた韓国チョ・グク前法相)のことは、連日連夜、微に入り細をうがち追及し報道する。この国の政治と報道はどうしてしまったのだろうか。政権に都合が悪い報道をしたテレビ局は電波の免許を停止すると脅した人物(補足/高市早苗氏)が総務大臣に返り咲いているが、その任命自体が持つメッセージは、「効果的」に響いているのだろう。検察当局も強制捜査に乗り出すべきところではないのか。それとも、総理のお仲間には手を出せないのだろうか。掌握、もしくは去勢を施されてしまったのだろうか。」

補足1 「任命責任」/政治評論家・伊藤惇夫氏は、「任命責任は私にある」の使い方が間違っていると指摘します。「任命責任」は、“ある”のではなく“取る”ものである。
補足2 「ご飯論法」/意図的な論点ずらし、はぐらかしなどの不誠実な答え方・国会答弁の手法を言います。例えば「朝ご飯は食べたか」という質問に対し、「ご飯」を故意に狭い意味にとらえ「ご飯は食べていない」と答えます。しかし(お米のご飯は食べていなくても)その実、パンやパスタは食べている様を指します。

Sankoub
風刺画|安倍内閣を辞めた大臣で野球チームができる・全員野球内閣とはこういうことか(冷笑)

Ntopkeiji

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