若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

オランダの食を識る

2015年06月03日 15時10分49秒 | 冒険してみたい
とある食文化講座、オランダ編で学んで来ましたよ。


オランダってここ。
フランスとドイツの間、下がベルギーで、上がオランダ、ちっちゃーい!
人口は1700万人ですと。


ピンクと青のマウシェス(Muisejes=ねずみ)、アニシード(アニス)の砂糖がけのお祝いお菓子。
ラスクにバターを塗った上に振りかけて食べる。
赤ちゃんが生まれると、男の子は青、女の子は赤のマウシェスでこのカナッペを作って配るそうな。
(フランスのドラジェみたい。)



紅茶とともにいただきます。
インド料理の口直しのフェンネル菓子に香りも、カリッとしたテクスチャーも似てます。
アニスとフェンネルって同じ香りだと常々思うんだよな。


マウシェスはデラウター社の一社独占販売ですと。


オントバイトクックにバター(マーガリンだろ!)を塗ったもの。
シナモン他のスパイスの入った、ケーキというよりは、ずっしりソーダブレッドのようなもの。
朝ごはんの定番ですと。


実はこれ、最近業務スーパーで見つけて、買おうか迷っていたもの。
想像通りの味でした。


チョコスプレー(Hagelslag 読み方?)は老いも若きも大好きな国民食(これが!?)
チョコを細かいあられ(Hagelslag)にする製法はオランダ発とな。
(Hegelって、ヘーゼルナッツのヘーゼルかな?ヘーゼルって、細かいって意味?)

カラフルな方(名前?)はフルーツ味の砂糖菓子?
どちらもチープなルックスで、およそ美味しそうには見えませんが品質や、天然素材にこだわった、世界に誇れる食品らしい。


しかし、ことごとくラスクにのせますな。
写真忘れましたが、ゴーダチーズもラスクにのって来ました。
お腹膨れます。

オランダのご飯は
朝はスパイスのケーキ
昼はサンドイッチのお弁当
夜はじゃがいも、肉、野菜
家庭ではほとんど料理というものはしないそうな。
チーズ食べていれば十分、料理にかける時間があるなら、その分趣味に当てた方が有意義と考えるらしい。
(ドイツもそうだね。)

続いては、パンケーキの実演。
夕食の定番メニューで、専門店もあるそうな。
これ一品で夕ご飯って…びっくり。


専用のフライパン。
たこ焼き機よりずっと浅くて軽い。


そば粉がポピュラーですが、今回は小麦粉で

小麦粉、BP、砂糖、卵、牛乳、塩のミクスチャーをチューブに入れて、ぷちゅーっと搾り出します。
先生、少なくないですか?


私ならこれくらい入れちゃいますがね。

鍋のコーティングを傷つけないように、プラスティックのフォークでひっくり返すのですが、
それ、IKEAのお子様フォーク!絶対溶ける!…溶けました。


なんて完成度の低い焼き上がり!
でもこれで正解らしい。
天ぷら上げた後の、コンロにこびりついた衣みたい。

焼き上がりに粉砂糖とバターをのせて、まるでつまみ食い。
あら、以外に美味しい!
しっかり甘く、かなりミルキー。
卵感はあまりなし。
「もちドラ」のようにねっとり。

このフライパンで二回分くらいが一人前とな。
晩ご飯がこれだけなんて、信じられませんわ。
大きい人たちが、小さいもの食べてる!

これまでは時短が優先されて、若い世代はほとんど料理をしなくなっていましたが、ここでもおばあちゃんの世代の食(スローフード)が見直されて来ているそうな。
エコへの関心も高いとな。

オランダは小さい国なので、早い時代から外国を視野にしていたそうな。
(韓国もだね。)
日本は島国だから、一国の中にバランス良く全てを持たなければならなかったけど
大陸の小国は、他の国に任せる分野もあったのではないかしら?
なんてことも思ったりして、アメイジングなひとときでした。



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