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家族のあしあと、時々ソーイング、たまにはゴハン。日常生活のひとこまを。

お弁当日誌 The Final

2011-04-01 21:35:36 | お弁当日誌〈幼稚園〉

しばらくブログから離れてました。
頭の中にあるどんな言葉を用いたとしても、文字にした時に生じる違和感を拭えずにいたので。
きっと、どんなことを書いたとしても。

それは今も変わらないけど、この国に生きる1人として、これから先もずっとかかわっていくのです。
だからこそ、自分の生活を、リズムを、ととのえることも大切なこと。
そんな風にも思い、また少しずつ綴っていくことにしました。

++++++++++

息子の卒園から半月が経過しました。
入園時から続けてきたランチ日記。
年少時はほとんど給食を注文せず、毎朝お弁当作り。
箸も使えなかったし、食べやすいように主食はおにぎりにしていたなぁ。

あれから3年経ちました。

3月7日月曜日

もう作ることもないだろうと、息子のマークのリンゴを模りました。

8日火曜日

超手抜き弁当?!?!
やりかねませんが、そうではなく、この日はカレーパーティー。
卒園する年長さんのために送別の会。
年中年少さんが前日からカレーを準備。
他にも、ゲームをしたりプレゼントを用意してくれたり・・・。
みんなでカレーを食べるので、持参するのはライスだけなのです。

息子によれば、とっても楽しいカレーパーティだったそう。
全園児による年度最後のイベントでした。

過去2年、この日の写真は撮ってなかったはずです。
ただの白いご飯だから。

でも、なぜか今年はカメラを向けました。
”最後だし”なんて思ったのかも。
それより、何となく、だったような。

そして、この白飯が幼稚園生活3年間をしめくくる最後のお弁当写真になりました。

というのも翌朝、息子はインフルエンザを発症。

それでも翌月曜日、最後のお弁当の日は出席するつもりで、ラストのメニューは太巻きということまで決めていたのだけれど・・・

3月11日金曜日午後2時46分、東日本を襲った大地震、そして津波。

14日月曜日早朝、連絡網でその日の休園が伝えられました。

15日火曜日、場所をホールから保育室に移し、小さな卒園式が行われたのでした。

++++++++++

厳密に決めていたわけではないけれど、ほぼ一週間毎に更新してきたお弁当日誌。
卒園が近付いてきた頃、ちょうど100回で終わるかなと思ったりしましたが、
3桁に届かず、99回目のこの記事が最終回となりました。

正直に言えば、毎日のお弁当は面倒だと感じることが少なからずありました。
でも、99%以上は空のお弁当箱を持ち帰ってきてくれた息子。
作り甲斐もありました。
普通に暮らせることの幸せに感謝しなければ・・・震災後は痛切に感じるようになりました。

ありがとうね♪


                                  お弁当日誌・完


*そろそろミシンも再開しようかな。 
 


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4 コメント

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完結! (アニ7041F)
2011-04-02 09:48:05
おはようございます!
お疲れさまでした。凄いカテゴリーがひとつ
節目をみましたね。

99で終わる所も、なんというか、
そこに未来とか、次のステップを感じます。
改めて見ると、壮観。継続は力なり、ですね!

最後のお弁当も、またいいですね。
始め、写真だけパーっと見た時は、
「・・・はい?」と思ったのですが、
カレーパーティっていう行事があったのか。。
この写真一枚でも、その一日の記録になりました。
撮って正解な一枚!やるなー。。

そしてそこで終わった、というか終わってしまった
その「行間」に、G自身やこの国の出来事が残りました。
深いです。

いいカテゴリー、ありがとうございました!

さて震災後についてですが、
自分の想いは前に書かせて頂いた通りです。

そして実行している事のひとつとして、
ブログで上げる記事の中に、
被災地、そして被災者の皆さんを忘れないような
フレーズを残すようにしています。

ことさらに応援メッセージや御見舞いを残すのではなく、
ここで桜が咲いたなら、
「東北にももうすぐだな。」とか。
無論、自己満足ですけども。。

細く長く寄り添う事が大事かなって思って。


東日本が、というよりは
日本が踏ん張らなくてはいけない時ですね。


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アニ7041Fさんへ (atsu)
2011-04-02 21:54:06
最初、特にこのカテゴリーを設けてなかったし、深く考えずにスタートしたお弁当記録にもかかわらず、その頃からアニさんには、ご賛同とご指示をいただいてきました。

いえね、毎日素晴らしい食卓をブログにアップされている多くの方々に比べると小さな箱に詰めるだけなのに、ひぃひぃ言ってたような気がしますが・・・。

それでもこれがまぎれもなく息子の三年間の昼食記録です。

最後が白米フォトっていうのも、色んな感情が混じるのですが。

このたびの震災で被災され非難された方の中には、この白いご飯さえ何日も口に出来なかった人もいたはずでしょうし。

支援が一過性で終わらせないようにすること、大切だと思います。
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一先ず (かーかん)
2011-04-03 22:44:14
子供にとってお弁当って、園生活のお楽しみですものね。
カラッポになって返ってくるというのが、代弁していますね。
毎朝お疲れ様でした。

学校生活では、お昼は給食になりますね。
みんなと同じ物を頂ける楽しさはありますが、やっぱり、お弁当箱の蓋を開けるときのあのワクワク感・・・。
今度は、遠足の時のお楽しみですね。

この震災で、食というものの存在も大きく揺らいでしまいましたね。
当たり前に棚に並んでいた食材が消え、産地に神経を尖らせ・・・
それでも、温かな食事をちゃんと頂けることに感謝するばかりです。

もうすぐ春休みもお仕舞い。
今年は給食の開始があちこちで遅くなるようですが、子供たちにとって不安や不満ばかり伝わらせるのではなく、今の状況を教訓として残せるよう、私達も考えないといけませんね。
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かーかんさんへ (atsu)
2011-04-03 23:49:46
こんばんは。

幸い震災後もほとんど普通の生活をさせてもらってます。
三度の食事とお風呂と布団があるんだもの。
そして、家族と笑ったり、息子を叱ったり・・・
そんなことも普段通り。

でもやはり、ブログを更新するとかミシンに向かうとか・・・気持ちはあってもそこまで行き着くのに難儀しているとでもいうような。
それでもやっと動き始めたところです。
震災から始まった数々のことに、これからもかかわっていくためにも・・・。

お弁当日誌、予想もしない展開で終わってしまいました・・・。

お隣の小学校では、仕入れの関係でしばらくは給食ではなくお弁当持参だそう。
息子が入学する小学校はどうなることやら。

食に限らず生活の様々なシーンで、震災前とは異なる不便も生じるけれど、不平不満ばかりではいけませんよね。
知恵と工夫と協力・・・が、求められていると思います。
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