「人」とは何なのでしょう?
「人」とは神から生まれました。
「神ー親ー子」の関係で永遠性があります。
三位一体といわれます。
原子は、一つの原子核の周りをいくつかの電子が取り囲んで、
ちょうど太陽の周りを惑星が」公転しているように、電子も一定の
スピードを保ちつつ原子核の周囲を規則正しく回っています。
古代日本人の考えていた「神―親ー子」の関係は、一つの原子核を囲んでいる
電子と同じように、神と親を中心とした、子の規則正しい律動の波であると
捉えていたようです。
つまり、子は親を囲み、親は祖先を囲み、縦と横の結びをなしつつ、律動することによって
家庭は平和に反映し、社会は正しく保たれていくと信じていたのです。
これらは、幽と現が一体になり、神と人、祖先と親、」親と子、子と孫というように
永遠に結(産=むす)ばれて、ちょうど万物を形成している原子と原子の「結び」
と同様の摂理で生き続けていくということでもあるのです。
これを「共鳴り」、「神人一体」、「霊肉一体」ともいっております。
しかし、実際にはこの律動が正しく行われているとはいえません。
「人」は本来、理想的な状態から、「人間」へと成り下がってしまっています。
人間のことを次の言葉でいわれています。
・人間とは人とは似て非なり。
・人間とは人になる間(ま)がある者のことなり。
人間は、神人時代、半神半人時代、超人時代、人時代という変遷をたどって
現在に至っています。
人は未開の時代から人間時代へと下降し、さらに文明人へと化けてゆく
途中であり、「半獣人化」してしまったということになるでしょう。
「人」とは、正しくは「霊止(ひと)」と書きます。
神様は神界の写し絵を創るために、この地球に人類をお作りなられたのです。
したがって現界を「うつしよ」ともいいます。