愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

桃太郎伝説

2015-04-13 19:15:21 | 今に生きる

桃太郎の桃とは!?

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最近テレビCMで、桃太郎の話しが面白可笑しく流されていますね。

大和の国では、理想郷を「まほろば」と言いますが、

中国では、桃源郷と言います。仙人が住む所とか、天女が住む所とされます。

では、なぜ「桃」というのでしょうか。

実は桃というのは、古代中国の漢方では、不老不死の薬とされていました。

その頃の桃というのは、貴族のみで普通は食べられなかったのです。

中国で一番食べた人の記録があるそうです。

それは、かの楊貴妃です。楊貴妃はライチという果物が好物だったのですが、

それ以外は桃しか食べなかったそうです。

なぜ、それが桃だったのかというと、人間の魂が抜けた時に、桃を食べさせると

体から霊が抜けないという言い伝えからきています。

死神が来た時に桃をそばに置いておくと、魂を食べるかわりに桃を

食べるそうなんです。

そして、生まれたばかりの赤ちゃんが、初めて産湯につかった時に

体から発する匂い、これは桃の香りがするそうです。

(胎盤の匂いかもしれませんが)

そういった厄除けの効果があるようで、中国では桃がすごく良いものとされて

いるようです。

日本では、桃太郎というのは、桃源郷からとった名前なのです。

国を変えるというメッセージを持っているようです。

 

桃太郎には部下いました。

キジー(仁)

猿ー(智)

犬ー(勇)

経営者向けのセミナーで、会社経営を桃太郎の物語に例えるということがあり、

会社経営で成功するには、必ず三人のブレーンが必要ですと説明されます。

はワンワンと吠えます。番犬で、勇気を持って、社長を守ってくれる人です。

また忠義を表しますから、雇ってくれる人、ご主人様に忠義を持って仕えると

いうことです。

は知恵を出す人、知恵袋と言います。

日光には東照宮があり、「みざる・いわざる・きかざる」という有名な猿がいます。

マイナスエネルギーを受け取らないというメッセージです。

キジは、仁ですから思いやりで人間関係を見届ける人のことです。

鳥は視点が高いですから、「飛ぶ鳥後を濁さず」ということわざもあります。

これは世代交代を表わしていますが、会社経営をうまく舵取りしていくには、

こういった要素が必要なのです。

桃太郎といえば、きびだんごが欠かせません。

岡山は昔、吉備国でした。気備とも言えます。

きび団子というのは、エネルギーの入った玉のことです。

その玉は何かといえば、大和魂、日本人の心を豊かにするという意味を

表わしています。

桃太郎という物語は、ヤマトタケルが国づくりをした日本を再生する、という

お話だったのです。

 


日本一の桃太郎