トイレット
2010年/日本
ため息
tatsujiiさん
男性
総合 75点
ストーリー 75点
キャスト 80点
演出 75点
ビジュアル 75点
音楽 80点
ばーちゃんが長いトイレから出るたびに深~いため息をつく。
最後に次男のレイのプレゼントににっこりしてたようなので
原因はそれだったようですが、もっと深~い理由
が有るのかと思ってました。
夜中にレイに手造りのギョーザをふるまいながら
タバコをふかすばーちゃん。
レイはタバコを喫うのは低レベルの人間だと注意するが
ばーちゃんに勧められて一服する、頭の中で自分自身を
縛っていた枠から開放された瞬間だったようだ。
ばーちゃんと言葉が通じなくても深く理解しあえたレイだった。
ばーちゃんはせりふはほとんど無いですが存在感は圧倒的でした。
モーリスの素晴らしいピアノ演奏をちゃんと一曲聴けたのも良かった。
映画 『トイレット』@渋谷シネクイント
製作国 : 日本
監督・脚本 : 荻上直子
出演 : もたいまさこ、アレックス・ハウス 、 タチアナ・マズラニー
デイヴィッド・レンドル 、 サチ・パーカー
オフィシャルサイト 『トイレット』
トイレット - goo 映画
映画『かもめ食堂』『めがね』で大ヒットを生み出した荻上直子監督による、
北米東部を舞台にしたハートウォーミングな家族のきずなの物語。
引きこもりのピアニストの長男モーリー(デヴィッド・レンドル)
ロボットオタクの次男レイ(アレックス・ハウス)
エアギターにハマる末っ子リサ(タチアナ・マズラニー)の三兄弟が
母親の死を機に、生前母が呼び寄せたという祖母(もたいまさこ)と
奇妙な共同生活を送りながら、家族のきずなを取り戻していく姿を描く。
(goo映画より)
写真をクリックすると拡大します。
母親の死を機に、生前母が呼び寄せたという祖母(もたいまさこ)と
三人の兄弟の奇妙な共同生活。
ばーちゃんは英語が通じないのか一言もしゃべらずネコのセンセイと部屋に篭っている
ばーちゃんは朝のトイレが長く出勤前の次男レイはいつも待たされてあせっている
ばーちゃんはトイレから出るといつも深~いため息をつく
ばーちゃんのため息が気になって仕方が無いレイ。
レイがばーちゃんの手造りギョーザで癒さればーちゃんが喫うタバコを注意するが
ばーちゃんから勧められたタバコを一服して、自分で作った枠から救われる場面が
言葉が通じなくても深く理解しあえる感動がある。
レイがロボットを買う事を諦めて思い切ってばーちゃんの為にそのお金を使う
優しさが救いでした。
パニック障害で引き篭もりになった長男モーリーは亡くなった母親が使っていた
足踏みミシンを見つけるが使い方が解らない、ばーちゃんに教えてもらって
ミシンでスカートを縫う。
モーリーは母親の遺品の足踏みミシンで作ったスカートをはく事で、やりたい事が
出来るようになりパニック障害から開放されピアノのコンペにも挑戦する事になります。
モーリーの弾くピアノは圧倒的で素晴らしくちゃんと一曲聴かせてくれるのが
良かったです。
バラバラで自分の事しか考えて無いような三人の兄弟だが
言葉の通じないはずのばーちゃんがそんな兄弟の心をほぐしていく。
モーリーのスカート生地を買うためのお小遣いをあげたり
ばーちゃんの手づくりギョーザがレイのかたくなな心を開かせたり
リサが出たいと言うエアギターのコンテストの出場費を出してあげたり
英語で呼ばれる「ばーちゃん」も違和感が無く可愛いい感じがしました
ばーちゃん(もたいまさこ)はせりふが一言しかないが圧倒的な存在感が有りました。
日本人の監督で(もたいまさこ)以外はオール外人という映画ですが
日本人の感性では面白いと思いましたが外国で上映したらどんな感性で
受け止められるのか、見てみたい気がします。
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