ANPO
2010年/日本
ANPO
tatsujiiさん
男性
総合 65点
ストーリー 60点
キャスト 70点
演出 60点
ビジュアル 60点
音楽 60点
60年安保を語る手法としてアートを切り口にするのは斬新だが
安保問題に切り込む事が出来たかは疑問が残る。
監督は日本で生まれ育ったアメリカ人のリンダ・ホーグランド。
同じテーマで日本人が映画を作る事は出来ないのだろうか
少し残念な気がする。
いつ以来だろうか、映画を2本ハシゴした。
冷たい雨の中を渋谷の駅を挟んで南へ北へと10分程づつ歩いた。
最初に見たのはアップリンクの『ANPO』、2本目はイメージ・フォーラムの
『ベンダ・ビリリ!』、2本ともドキュメンタリー映画です。
アップリンクは映画館の場所が分かりにくく、多分東京で一番小さい映画館であろう
客席は椅子の種類がいくつかあり応接室のような深い座面とゆったりした背もたれの
席を選んだので眠くなると寝てしまう恐れがあるが、そんな心配も無く見られた。
写真をクリックすると拡大します。
映画 『ANPO』@渋谷アップリンク
製作国 : 日本
監督 : リンダ・ホーグランド
オフィシャルサイト『ANPO』
ANPO - goo 映画
1960年の安保闘争。学生、労働者、そして主婦まで巻き込み、国民が一丸となった
熱い運動。
このドキュメンタリーは、多くのアーティストの作品や本人へのインタビューを通し
そのとき、安保に関わった人々は、この闘争を通して、どのように「戦争」や
「アメリカ」をとらえていたか現在に続く日本と米軍のかかわりを浮き彫りにしていく。
「解説」するのではなく、「安保」に影響を受けたアーティストたちの作品を見てもらい、
当時のリアルな感情を体感してもらうという方法だ。
当時、人々が抱いていた感情を、おもに絵画と写真という芸術を通してビジュアルで見せ、
熱い想いとそのあとの挫折感をリアルに感じさせてくれる。
(goo映画より)
今、普天間基地の問題を抱え、更に尖閣諸島の領有権問題が
安保条約の問題を改めて突きつけられている、大変タイムリーなタイミングで
この映画を見る事になった。
60年安保のドキュメンタリーと言っても、当時に安保に大きく影響を受けた
アーティストの作品の紹介と作者のインタビューなので政治的な影響力は
あまり感じない。
50年前の出来事ですっかり忘れられているが、安保条約は今も変わらず
日米双方にに大きな影響をもたらしている。
普天間問題、尖閣問題、はすべて安保問題につながるのだ。
監督は日本で生まれ育ったアメリカ人のリンダ・ホーグランド。
同じテーマで日本人が映画を作る事は出来ないのだろうか
少し残念な気がする。
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