今年最初の落語会。ひとつめは内幸町ホール昼席で三三独演会。
まず古今亭朝太で「二人ぐせ(のめる)」。
そして三三「かつぎや」。マクラは新年寄席での顔見せ興行の出来事。前座に指示される高座の時間をどうやって守るか、「なるべく早く」と言われた紫文が新内流しの姿で三味線鳴らしながら上手から下手に歩いていく後ろを小猫が鈴虫の鳴き真似で追っかけて2人で30秒。同じく小三治が「なるべく早く」という指示に上手から下手まで歩いて出たものの全くウケなかったものだから結局高座に戻って一席披露した、などなど。
そして柳家小満ん「盃の殿様」。
仲入り後三三「大工調べ」(通し)。前半の八五郎/与太郎の啖呵まではなんとなく盛り上がりに欠ける。流れが一辺倒。しかし大岡越前守お取り調べからまとまってくる。お白州の情景が目に浮かんでくるようだった。
新年ということで手拭いを観客めがけてばらまいて終了。車に乗り込み大田区へ移動。途中ヘリが2基上空を飛んでいて何事かと思ったら戸越銀座で切りつけ騒動。案外早く到着したので入船寿司で早めの夕食。マグロ主体のおまかせ。しかしトロのニンニク醤油で最後までニンニクの味が口から消えずいまいち楽しめなかった。青森産巨大シジミの味噌汁はおいしかった。明朗会計。
新年第2弾は第60回新春プラザ寄席。新年に相応しい豪華で贅沢な顔ぶれ。
志らく、花緑の挨拶に続きまずは市馬。最初に市馬があがってしまうことがとても贅沢。相撲甚句で自慢の喉を披露し、「一目上がり」。新春に相応しいのんびりとしたうららかな調子で市馬の良さがにじみ出ていた。
次に志らくで「洒落小町」。相変わらず性急な語り口調だが、おかみさんのキャラには似合っている。
そして喬太郎「初天神」。不覚にも途中で居眠りしてしまったが、金坊のサイレンのような周波数の「買って~」という声で目が覚める。あの声はどこから出てくるのか。
仲入後は可緑で「時そば」。
そしてトリに談春。マクラは初夢の話。以前超高級温泉旅館でデ・ニーロに会った思い出が強烈だったのか、初夢の舞台はやはり温泉。素っ裸で廊下を歩く自身の姿に恥ずかしさを覚え駆け込んだ部屋にイチローが入ってきて、同じように素っ裸になたイチローがバットを構え打法の説明をしてくれるという夢。さらに競艇仲間の蛭子さんから電話が入り、立川流が芸術協会に吸収
されたというニュースを聞かされる夢。そして「夢金」。今日はとても良かった。闇夜から虫のように降ってくる雪の景色が眼の前に感じられただけでなく、風や肌を切りつけるような寒さまで伝わってきた。舟を漕ぐ仕草は談春のそれがピカイチ。
五人がそれぞれ違ったカラーで演じ分け、最初から最後まで幸せな気分に浸れる会だった。
まず古今亭朝太で「二人ぐせ(のめる)」。
そして三三「かつぎや」。マクラは新年寄席での顔見せ興行の出来事。前座に指示される高座の時間をどうやって守るか、「なるべく早く」と言われた紫文が新内流しの姿で三味線鳴らしながら上手から下手に歩いていく後ろを小猫が鈴虫の鳴き真似で追っかけて2人で30秒。同じく小三治が「なるべく早く」という指示に上手から下手まで歩いて出たものの全くウケなかったものだから結局高座に戻って一席披露した、などなど。
そして柳家小満ん「盃の殿様」。
仲入り後三三「大工調べ」(通し)。前半の八五郎/与太郎の啖呵まではなんとなく盛り上がりに欠ける。流れが一辺倒。しかし大岡越前守お取り調べからまとまってくる。お白州の情景が目に浮かんでくるようだった。
新年ということで手拭いを観客めがけてばらまいて終了。車に乗り込み大田区へ移動。途中ヘリが2基上空を飛んでいて何事かと思ったら戸越銀座で切りつけ騒動。案外早く到着したので入船寿司で早めの夕食。マグロ主体のおまかせ。しかしトロのニンニク醤油で最後までニンニクの味が口から消えずいまいち楽しめなかった。青森産巨大シジミの味噌汁はおいしかった。明朗会計。
新年第2弾は第60回新春プラザ寄席。新年に相応しい豪華で贅沢な顔ぶれ。
志らく、花緑の挨拶に続きまずは市馬。最初に市馬があがってしまうことがとても贅沢。相撲甚句で自慢の喉を披露し、「一目上がり」。新春に相応しいのんびりとしたうららかな調子で市馬の良さがにじみ出ていた。
次に志らくで「洒落小町」。相変わらず性急な語り口調だが、おかみさんのキャラには似合っている。
そして喬太郎「初天神」。不覚にも途中で居眠りしてしまったが、金坊のサイレンのような周波数の「買って~」という声で目が覚める。あの声はどこから出てくるのか。
仲入後は可緑で「時そば」。
そしてトリに談春。マクラは初夢の話。以前超高級温泉旅館でデ・ニーロに会った思い出が強烈だったのか、初夢の舞台はやはり温泉。素っ裸で廊下を歩く自身の姿に恥ずかしさを覚え駆け込んだ部屋にイチローが入ってきて、同じように素っ裸になたイチローがバットを構え打法の説明をしてくれるという夢。さらに競艇仲間の蛭子さんから電話が入り、立川流が芸術協会に吸収
されたというニュースを聞かされる夢。そして「夢金」。今日はとても良かった。闇夜から虫のように降ってくる雪の景色が眼の前に感じられただけでなく、風や肌を切りつけるような寒さまで伝わってきた。舟を漕ぐ仕草は談春のそれがピカイチ。
五人がそれぞれ違ったカラーで演じ分け、最初から最後まで幸せな気分に浸れる会だった。