12月26日の日曜日、久しぶりの大洗行きの二日目は、朝からHさんの車で常陸大子へと向かいました。目的地の一つ目は、かねてHさんより提案されていた「大子のコンビニ」でした。約2時間の移動中は、ガルパンや模型に関して色々話しましたが、特に私の交流サークル仲間のモケジョさん達との出会いやガルパン模型講義の経緯などに関してはHさんも面白がっていました。
常陸大子の街区を北へ抜けて目的地に着いたのは10時20分でした。上図の「大子のコンビニ」は、看板に「コンビニエンスストア」と書いてありましたが、私がイメージしていたコンビニとは全然違いました。
なにしろ、最初のお店の外観の印象が、店頭に並べて置かれてあったのがアウトドア用品のような雰囲気のものばかりだったこともあって、小型のホームセンターのように見えたからです。しかも建物の右脇には大きなダークイエローの戦車みたいな置物も見えました。どこが「コンビニ」なんだ、とそれまでローソンとかセブンイレブンのような店舗を予想していた身としては、首を傾げざるを得ませんでした。
駐車場の横に並んで北風にはためく幟をよく見ると、なんと大洗女子学園あんこうチームの5人でした。この幟は以前に大子で開催されたガルパンスタンプラリーに参加したときにも見かけましたので、こちらの「コンビニ」もガルパン関連の催しに参加したか、関連商品の販売を行なっていたのか、と思いましたが、このお店自体を今回Hさんに紹介されるまで知りませんでしたので、詳細はまったく分かりませんでした。
建物の右脇にある大きなダークイエローの戦車みたいな置物に近づいてみました。やっぱり戦車のレプリカでしたが、ガルパンに登場した戦車とは違う姿で、私自身もあまり知らない戦車のようでした。
しかもこのレプリカが、ベニヤ板の組み合わせで作られていたのには驚きました。実物大なんだろうか、よく作ったなあ、と感心しつつ見てゆくと、さらに驚いたことに車体の片側面が省略してありました。なんだこの中途半端さは・・・と、かつて尾道で見学した「男たちの大和」の1/1スケール戦艦大和のセットの中途半端な構築振りを思い出しつつ、少しガッカリしました。
その戦車レプリカの説明板が店頭に置かれていました。イタリア軍の軽戦車ですか・・・。なるほど。
レプリカを見終えて店に入ろうとした私に、Hさんが店の隣の空き地っぽい場所を指さして注意をうながしてきたので、つられて振り返ると、上図のもうひとつの戦車レプリカがありました。こちらはガルパンのアンツィオ高校チームのセモヴェンテM41の戦闘室前面と主砲部分のレプリカでした。イタリア戦車のレプリカが2つもあるとは、作った人がイタリア軍マニアなのだろうか、と思いました。
セモヴェンテM41のレプリカの手前から、お店の建物と駐車場を見下ろしました。御覧のように約15メートルほど離れていて田んぼで隔てられています。先ほど見かけた大洗女子学園あんこうチームの5人の幟も見えました。上図左端に見える渋い10円銅貨カラーのステーションワゴンが、Hさんの愛車です。
今回は、このコンビニ内にある屋台ラーメン「醤家」にて昼食をいただこう、とのHさんの提案に乗った形でしたから、ラーメン好きの私としてはこの「醤家」の味を大変楽しみにしていました。
旅行前にHさんに教えてもらったこのお店の紹介サイトを見ても、屋台ラーメン「醤家」の宣伝文句がかなり目立っていて、メニューのいずれもが美味しそうで食べたくなってしまうので、お店に入るまでは、とにかくラーメンが食べたい、常陸大子のラーメンの味が初めて味わえるぞ、という期待感だけが膨らんでいたのでした。
屋台ラーメン「醤家」は、最初はこのコンビニ「小西屋」の店内にテナントの形で入っているのかと思っていましたが、実際には売場の一角を占めるワンコーナーの形での営業であるようです。
そのことは、ガルパン劇場版の上映パンフレットの裏表紙のデザインを連想させる上図の店名ロゴの体裁にも示されており、大子の小西屋および「醤家」が一体となって戦車のデザインを形成しているのでした。 (続く)