気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く29 その6  千頭いろいろ

2023年05月06日 | ゆるキャン△

 道の駅「奥大井音戯の郷」展示館の続きです。この施設は体験ミュージアム「音戯の郷」をメインとし、日本の音風景100選のひとつに「大井川鉄道のSL」が選ばれたことに因んで設立されたため、館内には大井川鐡道やその沿線を紹介する展示品が多く並べられています。

 上図の奥大井湖上駅の模型もその一つです。大まかにデフォルメして作られていますが、現地の地形の特徴をよく捉えています。が、トーマス号は実際には井川線を走りませんので、ここは忠実にトビー号を再現すれば良かったのに、と思いました。

 

 ゆるキャンコーナーの奥にはゆるキャンとのコラボで川根本町が作成し各地に貼ったコラボポスターが6種類並べて貼ってありました。これらは昨年1月の第1回コラボキャンペーンに際して作られたもので、いま販売している同絵柄のポスターとは違って、川根本町の名前が入っています。

 第2回の今回の期間中に販売されていたのは、このうちの4種ですが、川根本町の名前が大井川に差し替えられています。今回販売されている4種は、キャンプ場の景色である2種を除いたもののようです。大井川鐡道の観光、という視点からみた場合、車やバイクでの移動が主となるキャンプ場は、推しのスポットから外れるからでしょう。

 

 展示館の玄関付近に立ててあったトーマスのパネル。中国語やハングル語の表記もあり、アジアからの観光客も少なくないようです。しかし、このトーマスはなんだかちょっと怖いんですけど・・・。

 

 展示館の前庭には、上図の蛇口のオブジェが3つありました。無料で遊べる子供向けの設備で、蛇口をひねると音が出てくる仕掛けです。私が横を通った時に家族連れが遊んでいて、二人いた女の子の小さいほうが母親と一緒に蛇口をひねって音を聴いていました。まず大井川の川音と思われるザーッという水の音が響き、その後に鳥のさえずりのような音が聞こえました。

 

 施設のゲートを出て、駐車場に囲まれた広場に戻って、その東側に静態展示されている上図のスハフ1形客車を見ました。これは井川線が中部電力専用鉄道であった時代に製造された車両です。作業員輸送用として昭和28年(1953)に帝國車輛工業で5両が製造されましたが、そのうちの1両が、平成24年に道の駅「音戯の郷」に引き取られてここに展示されているわけです。

 なお、現状は製造当初の姿ではなく、かつて千頭駅と川根両国駅の間の側線で運行されていた遊覧列車「かわかぜ号」の専用客車となった際に、窓枠が撤去された状態のままになっています。

 

 志摩リンもたどったルートで千頭駅前へ戻りました。井川線の踏切を渡りました。

 

 踏切を渡る前に、一度振り返って、道の駅の駐車場の奥を見ましたら、家山駅から乗ってきた代行バスがまだ待機しているのが見えました。上図に3両のバスが写っていますが、手前の2両は寸又峡や閑蔵線の路線バス、左奥の1両が代行バスです。あの代行バスに、帰りも乗るのだろうな、と予想しました。

 

 千頭駅前に戻り、上図のベンチに腰かけて一休みし、ゆるキャンの世界観に浸りました。原作コミック第10巻100ページ1コマ目で志摩リンと土岐綾乃がこのベンチに腰かけていたのです。

 

 時計を見ると10時46分、まだ21分の余裕がありました。ならば、アレもどうなっているか見届けておこう、と思い立ってそちらへ歩いていきました。

 

 アレとは、上図の千頭駅北約50メートルにある「カーケア中原」さんのゆるキャンレンタルバイク2輌のことです。

 

 御覧の通り、志摩リンのビーノ、土岐綾乃のエイプの実物です。レンタルして利用出来るようになっていますが、普段は店先または斜め向かいのカフェ「うえまる」の店先に展示されています。いずれも時々利用客があるようで、綺麗にメンテナンスがされているようでした。
 以前に一度、ビーノのほうを利用して八橋小道まで行きましたが、エイプのほうはまだ機会を得ていません。

 

 続いて上図の川根物産にて川根茶ソフトを買って食べました。ソフトを撮り忘れた事に気付いたのは、全部食べてしまった後のことでした。

 

 かくして、帰りの代行バスの時刻3分前まで、千頭駅前エリアにていろいろと楽しんでいました。これらのスボットの大半は原作コミックにも出ていますから、アニメ3期にも必ず登場するでしょう。

 平均的にアニメ放送がヒットした場合、その聖地への巡礼行動のムーブメントは、だいたい平常時の約10倍になると言われています。ゆるキャンは既に1期、2期がヒットしてアニメ史上でも上位にランクされていますので、3期がさらにヒットすることは確実視されています。

 その舞台がここ大井川鐡道エリアなのですから、相当の経済効果が見込まれる筈です。大井川沿線の聖地スポットは寸又峡や奥地の畑薙に至るまで数多いですが、ファンは絶対に行きます。万難を排してでも絶対に行くのです。その盛り上がりが、そのムーブメントが、台風災害の不通などかつてない苦境に立たされている大井川鐡道にとっても救世主となるのは間違いないでしょう。  (続く)

 

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