ステップ19では砲塔各所の部品を取り付けます。ガイド図に誤記があります。Q51はQ54の間違い、Q52はQ55の間違いです。
ここでのガルパン仕様への工作は三ヶ所にあります。ひとつめはQ32の向きを合わせます。二つ目は、Q22からQ25までの4枚のハッチのパーツにヒンジ軸を追加します。このヒンジ軸は不要パーツのQ20を利用して取り付けます。三つ目は、砲塔左右のボックスの取り付け位置を少し下げる調整です。
ステップ20では装備品のワイヤーを取り付けます。キットに入っているパーツは細い感じがするので、いつもの飯田水引にて作ります。
ステップ19で組み付けるパーツ類です。Q22からQ25までの4枚のハッチのパーツに追加するヒンジ軸も不要パーツのQ20をもってきて準備しました。
まず、砲塔左右のボックスの取り付け位置を少し下げる調整を行ないます。上図の左右のボックスQ54、Q55を砲塔左右側面に取り付ける位置を少し下げます。
キットの指示にしたがって仮組みしますと、上図のようになります。砲塔天面とボックス天面とが段差もなくてほぼ繋がります。
ところが、劇中車においては左右のボックスの位置がやや低いので、砲塔天面とボックス天面の間に僅かな段差面があります。この状態に合わせます。
左右のボックスを取り付ける際に、上図の砲塔側面下端の突起がパーツを受け止めて固定するようになっています。このまま取り付けると、砲塔天面とボックス天面とが段差もなくてほぼ繋がるわけです。
そこで、砲塔側面下端の突起を左右とも全部削り取りました。こうすることで左右のボックスを下へ下げることが出来ます。
少し下げて仮組みした左右のボックスです。劇中車と同じように、砲塔天面とボックス天面の間に僅かな段差面がつきました。
組み上がりました。
ガルパン仕様への工作はあと一ヶ所残っていますが、次のステップにて行います。
ステップ20では装備品のワイヤーを取り付けます。キットに入っているパーツは細い感じがするので、いつもの100均の飯田水引で作ります。最近は他のガルパン車輛のワイヤーもこれで作っていますが、とにかく安くて使いやすくて出来栄えもなかなかのものですから、重宝しています。
ガイド図の指示では、長さは9センチにカット、とありますが、余裕を持たせて10センチでカットし、マスキングテープの上で上図のように2本を並べて接着しました。これを左右2本作り、それぞれの片方にホールドのB1を付けました。
仮組みしてみたら、ちょうどピッタリな感じにおさまりました。やっぱり9センチは短いと思います。それから既に取り付けておいた背面部のワイヤーホルダーB6に瞬間接着剤でくっつけて固定し、そこから各部で曲げを作りながらフェンダー上にはわせてセットしました。
残っていたガルパン仕様への工作一ヶ所をここで行います。劇中車の砲塔の2ヶ所のハッチの天面右側に、開放時の支脚とみられる方形の支柱が斜めに付いていますが、キットのパーツでは小さな丸い突起になっていますので、プラ材で作り直します。
キットのハッチのパーツには、御覧のように小さな丸い突起が付いています。これがハッチ開放時の支脚になるようですが、劇中車のそれとは形が異なります。
プラ材で上図のように支柱を追加し斜めに取り付けました。以上で塗装前の組み立てが完了しました。 (続く)