えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

母の笑顔

2012-03-14 | 日記
 実家に行くたび、父の容態や体調の訴えを聞く事が多くなり、母との会話が少なくなっている事を感じていた。
父と話していると、ほとんど会話に加わってくる事は無く、いつの間にか席を立っている、そんなことが増えていた。
「あっ、ごめん!」とそのたびに思った。
今は落ち着いているとはいえ、母も大きな手術をして、まだ半年。まもなく、すい臓がんの再検査も近づいているのだ。
母にも声を掛けてあげなければならないのに、父の容態のほうが不安定なものだから、つい・・・。

 今日は、私たちが今回引っ越した近くに母の従妹がいる事が分かり、その事を母に話したら、いつになく元気にその従妹の事、私の祖母の姉妹が嫁いだ話、一族の話で盛り上がり、父と母と私の3人の楽しいひと時となった。
(娘は、蚊帳の外・・・。仕方ない、遡った話は99年前?のご先祖様まで行ってしまったのだから・・・)
でも、母の生き生きと話す表情がなんとも言えずきれいに見えた。
どんなに歳をとっても、このような話は記憶が薄れる事はないのかな・・・。
今だからこそ、聞いておくことも大切なのかな?
父や母にとってばかりではなく、私にとっても・・・。

「『近くに引っ越してきました』って挨拶に行っといたほうがいいな。深い付き合いは必要ないけど挨拶だけでもしておくと、向こうも喜ぶから」

と、言われたけれど・・・。
う~ん・・・(思案中)

(実家の庭に植えられている金木犀は、99年前に植えられたものだった、と初めて知る)

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