「Dr.パルナサスの鏡」

2010年公開の映画の紹介です

監督はテリー・ギリアム。ファンタジー映画です。
主演・出演はヒース・レジャー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、クリストファー・プラマー、 アンドリュー・ガーフィールド、リリー・コール。
出演者多数の割には登場人物が少ない映画です。
何故でしょう・・？
答えはあらすじの後に。

旅の一座の青年アントンは、通行人に舞台の説明をしています。
紹介されて登場したパルナサス博士は年齢を1000歳超えています。
側には小人のパーシーと16歳になる博士の娘のヴァレンティナがいます。
アントンは、人の心の中の欲望を見せてくれる「鏡」を紹介しますが、誰も興味を示しません。
博士は大昔、悪魔・Mr.ニックと取引をして不老不死になり、大きな悩みを抱えていました。
ある日アントンたちは橋の下で首つりをしているトニーを助け、トニーも一座に加わることになります。
一座はトニーの案で女性を鏡に引き込むことに成功していきます。
鏡に入った女性たちは大満足を与えられ、出てくると宝石や金銭を差し出すのでした。
ところがトニーを見たマフィアの一団が、ステージ上に上がってきました。
トニーは慌てて鏡の中に逃げ込んでしまったのです。

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この映画を撮影中、主演のトニー役のヒース・レジャーが急逝してしまい、親交があったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルがトリップしたトニーを演じているんです。
ジョニーとジュードとコリンは、出演料全額をヒースの当時2歳娘マチルダに寄贈しているんですね。

オーストラリア出身のヒース・レジャー。
『ヒース』はエミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』の主人公ヒースクリフに由来しているんですね。
｢ブロークバック・マウンテン｣(2006)では、アカデミー主演男優賞ノミネートほか、数々の受賞とノミネートがあります。
｢ダークナイト｣(2008)ではジョーカーを演じています。