ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「碁盤斬り」

2024年09月26日 | 日本映画
今年5月公開の日本映画の紹介です

監督は、白石和彌。
古典落語『柳田格之進』が基になっているらしい、時代劇映画です。
主演・出演は、草彅剛、清原果耶、中川大志、市村正親、
斎藤工、小泉今日子、國村隼。



(あらすじ)
江戸。下町の長屋。
娘・お絹と細々と暮らす元侍の柳田格之進は、篆刻堀りをして生計を立てていました。
仕上がった篆刻を吉原の遊郭を仕切る女将・お庚に届けた後、格之進は碁会所に顔を出します。
上手い打ち手の萬屋源兵衛が勝ち続けていて、格之進は薦められました。
普段は賭け事をしない格之進ですが、源兵衛と碁を打ち始めます。
しかし形成は勝っていた格之進は「これまで」と言い、1両を置いて立ち上がったのです。
数日して客に困っている源兵衛を見ていた格之進は、目利きが良く助太刀をしました。
その後源兵衛はもう一度手合わせを願いたいと申し出、
2人は碁打ちとして親しくなっていくのです。
ある日格之進が良く知る左門が訪ねてきて、
以前格之進が罪を着せられたことで、犯人が分かったと話します。
同じ碁打ちの柴田で、彦根藩を追われ今は中山道あたりで碁打ちをしていると左門は教えます。
藩に戻るよう言われた格之進は断りますが、柴田への復讐は決意するのです。
同じ頃、源兵衛の萬屋では50両がなくなったことで大騒ぎになっていました・・・

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わが父親が趣味の碁打ちでしたので、身近にはありましたが、
遂に覚えませんでした。
しかも「ヒカルの碁」も愛読書ですのに、9路盤すらままならず。
“篆刻”など、いつもの時代劇では観られない楽しみ方が出来ました。

さて、“篆刻”とは、
木・石などの材料に、印として文字をほりつけること。
篆書体(てんしょたい)の文字を利用していることからが名前の由来のようです。
※ 篆書体は、漢字やモンゴル文字、満洲文字の書体の一種。

“四方小口”という言葉も出てきます。
江戸時代の碁盤で、側面4面に切り口(木口)が出て、
逃げ口が四方にあるという縁起のいいものらしいです。
映画に使われた“四方小口”は本物で、
値段がつけられないもののため「絶対に疵をつけるな」という緊迫感があったとか。

基になっているという古典落語『柳田格之進』を確認しましたら、
本当に同じ内容でした。
こちらも機会があったら聞いてみたいですね。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
結構見かけるお絹役の清原果耶は、着物姿似合ってました~

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