「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」

2015年公開の映画の紹介です

監督は、マイケル・グランデージ。
A・スコット・バーグの原作が基になっている、伝記映画です。
主演・出演は、コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ローラ・リニー、ガイ・ピアース。

まだ日の目を見る事が無かったトマス・ウルフは、編集者マックス・パーキンズの元を訪ねました。
マックスはアーネスト・ヘミングウェイ、スコット・フィッツジェラルド等を世に送り出した敏腕の編集者です。
トマスの手書きの小説は、なんと台車に積まれるほどの大量の長編小説でした。
トマスの小説を読み始めたマックスは、帰宅の電車の中、帰宅してからも家族そっちのけで読み続け、読み終えるや深い充足感に笑みを浮かべたのでした。
力作に満足したマックスは、読者が読むにふさわしい長さと表現をトマスに提案し、休む間もなく二人はその作業に追われていきます。
そして出版された『天使よ故郷を見よ』は、ベストセラーとなり、トマスは有名作家の仲間入りをしたのです。
2作目を書きあげたトマスが持ってきた長編は、やはり膨大な量でした。
トマスは今の自分があるのはマックスのおかげと慕っていましたが、
「削除」「削除」「削除」
を言い続けるマックスに、ついに不満を持ち始めるのです・・・

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原題は『Genius』、意味は「天才」です。

≪トーマス・クレイトン・ウルフ≫

4本の長編小説に加え、複数の短編、戯曲、中編小説を執筆しました。
ウルフの作風は、自伝的な書き口で、独創性・詩趣に富んだ文章を、感じたまま叙情的に書き上げています。
---代表作---
『天使よ故郷を見よ』
『時と川について』
『汝再び故郷に帰れず』
『くもの巣と岩』 

≪マックス・パーキンズ≫

アメリカ合衆国の書籍編集者です。
チャールズ・スクリブナーズ・サンズ社に務め、F・スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイ、トーマス・ウルフなどの作家を見出して文壇へ送り込みました。

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どの小説も、読んでおらず・・・