「シェイプ・オブ・ウォーター」

2018年公開の映画の紹介です

監督はギレルモ・デル・トロ。
『大アマゾンの半魚人』（1954年）に着想を得て作られた、15R指定のファンタスティック・ラブストーリー映画です。
主演・出演は、サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス。

1962年、アメリカ・ボルチモア。
目覚ましでベッドを出たイライザは、友人の絵描き・シェイプ・オブ・ウォーターに食事を届け聞こえるけど話せない為手話で会話します。
イライザが掃除の仕事をしている研究センターに着くと、タイムカードの側で同僚のゼルダが待っています。
水槽がある場所で2人が作業をしていると、責任者が説明しています。
「本日新しい研究チームと、対象物を迎える」
水槽タンクを覗きながらイライザが手をかざすと、中の物が暴れイライザは驚きます。
数日後警備責任者のリチャードが血まみれで出てきて、イライザとゼルダは後を掃除するよう言われます。
その後、タンクの半漁人の姿を見たイライザは、一人の時に音を立てて半漁人の興味をそそります。
音楽をかけたり、手話で話しかけたりしているイライザの姿を、研究員である博士ホフステトラーが見ていました。
ホフステトラーは上司に半漁人に意思があることを伝えるも、抹殺するよう言われてしまうのです・・・

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この映画はアカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「作曲賞」「美術賞」を受賞しています。
「主演女優賞/サリー・ホーキンス」「助演男優賞/リチャード・ジェンキンス」「助演女優賞/オクタヴィア・スペンサー」「脚本賞」などにノミネートがあります。

ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門では金獅子賞を受賞しています。

“半魚人”役はダグ・ジョーンズ。
ギレルモ・デル・トロ作品の常連俳優さんのようです。
｢ヘルボーイ｣(2004)、｢ファンタスティック・フォー:銀河の危機｣(2007)、｢クリムゾン・ピーク｣(2016)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます

まだまだ、たくさんの映画の記事をアップしていきます

観たい映画の参考にして下さいね　 (p*・∀・)p

「幸福なラザロ」

2019年4月公開の映画の紹介です

監督はアリーチェ・ロルヴァケル。
イタリアのちょっと不思議なドラマ映画です。
主演・出演は、アドリアーノ・タルディオーロ、アニェーゼ・グラツィアーニ、アルバ・ロルヴァケル、ルカ・チコヴァーニ。

20世紀後半のイタリアの小さな村。
女性たちの住む窓の下で、一人の女性に歌を捧げる男性がいます。
照れながらも女性は受け入れ、皆祝福します。
青年・ラザロは皆からの頼まれごとを、嫌がらずこなします。
たばこ農園で働く村人は、侯爵夫人の小作人として賃金なく過酷な労働を強いられていました。
売る商品と村に必要な商品を受け渡す担当は、ラザロの働きふりにコーヒーの粉を渡します。
ある日、侯爵夫人と息子のタンクレディ達が村を訪れ村人は接待します。
村人のいない場で、タンクレディは侯爵夫人に、村人にある事実を隠していることに文句を言います。
その後タンクレディは退屈で外に出ますが、ラザロと話をした後姿が見えなくなるのです。
翌日みつけたラザロに、タンクレディは狂言誘拐の協力を頼み、大金を要求する紙をラザロに渡します。
侯爵夫人は相手にせず、ラザロは仕事とタンクレディの世話で忙しい日々を過ごします。
間もなく連絡を受けた警察のヘリコプターが上空を飛び、タンクレディの隠れ家に向かうラザロは見ているうちに崖から足を滑らせてしまうのです・・

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作品は、現代に蘇った“聖人ラザロ”の彷徨の物語のようです。

あらすじには登場しませんが、劇中には
「家畜が狼に襲われた」
とか、狼の遠吠えが聞こえる
狼の姿が見える
など、狼が頻繁に印象を与えます。

狼は、イタリアという国を象徴する動物らしいんですね。

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ご覧頂いている皆様、本当にありがとうございます

「キッド」

2000年公開の映画の紹介です

監督はジョン・タートルトーブ。
ファンタジーっぽい、コメディっぽい、ハートフル映画です。
主演・出演は、ブルース・ウィリス、スペンサー・ブレスリン、エミリー・モーティマー。

イメージ・コンサルタントの仕事をしている独身男性のラスは、毒舌で非情なアドバイスをしますが的を得ていて人気がありました。
家族に対しても冷たく、自分の過去を抹消しているラスは、ある日子供のころ遊んだ赤い飛行機を玄関先で見つけます。
父の仕業とラスは思いますが、家の付近でうろちょろする男の子を捕まえると、その飛行機を取りに来たというのです。
ラスティ名乗る太めの男の子と話すうちに、驚いた事にことに自分しか知らない過去や同じ傷があったのです。
おかしな状況に慌てふためくラスは取りあえずサンドイッチを作り始め、処方された強い薬も飲みますが、少年は消えません。
こっそり職場に連れて行くとどうやら秘書にも見えるようで、ラスは甥と紹介します。
ラスの事情がわかるにつれ、ラスティ少年は嘆きます。
「40になるのに、独身で犬も飼っていなくて、パイロットでもないなんて！！！」
その後、ラスはラスティと話すうち、過去の自分を思い出し始めるのです・・・

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珍しい役どころのラス役は、ブルース・ウィリス。
なんたって｢ダイ・ハード｣(1989)シリーズで有名です。
主演・出演が多数ある中、『ゴールデンラズベリー賞・最低主演男優賞』を5回ノミネートのうち、3回！！受賞してるんですね。

少年時代のぽっちゃりしたラス役は、スペンサー・ブレスリン。
「ミート・ザ・ペアレンツ」(2001)の出演があります
妹のアビゲイル・ブレスリンが女優で大活躍中です。

≪　ゴールデンラズベリー賞　豆知識　≫　

アメリカの映画賞のひとつで、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するものです。
ラジー賞（Razzies）とも呼ばれています。

「ゴールデンラズベリー賞財団」の会員による投票で受賞作品を決定するようです。

最近はB級映画独占ではなく、
『輝かしい実績があるにも関わらず、どうしようもない役柄を演じてしまった俳優』や、
『前評判と実際の出来のギャップが著しい大作』
などが受賞する傾向にあるんですね。

2014年度からは『ラジー・名誉挽回賞』なんて賞がが新設されたようでして、
2014年度は『ジーリ』のベン・アフレック、
2015年度はシルヴェスター・スタローンが受賞しています。

いつも応援頂いて、ありがとうございます

ホッとするひとときが訪れる作品でした

「楽園」

2019年10月公開の日本映画の紹介です

監督は瀬々敬久。
サスペンス・ドラマ映画です。
主演・出演は、綾野剛、杉咲花、村上虹郎、 佐藤浩市、柄本明、 根岸季衣。

小さい田舎町。
ランドセルを背負うつむぎとあやかは、いつも下校は一緒で田園の中を通っていました。
あやかの母はあやかが帰らないことを心配し、夕方捜索が始まります。
つむぎは別れたＹ字路で車を見たと言い、色がはっきりしない事であやかの祖父・藤木は怒鳴りつむぎは泣き出します。
夜川の中まで捜索が行われ、カンボジアから来たばかりの豪士も参加し、間もなくランドセルだけ見つかったのです。
事件から12年後。
つむぎは地元のホームセンターで働き、村祭りの笛の練習もしていました。
自転車で帰宅時、車に驚いてつむぎは転んでしまい、運転していた豪士は家まで送るとカタコトで話します。
折れてしまった笛の代わりに新しい物を豪士が支払いし、つむぎは豪士を村祭りに誘います。
間もなく12年前と同じ場所で少女がいなくなり、あやかの父は、
「12年前、ランドセルの場所から俺を遠ざけようとした奴がいる」
と叫び、皆、豪士の家へ向かうのです・・

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吉田修一の短編小説集『犯罪小説集』の中の『青田Y字路』『万屋善次郎』の2つのエピソードをひとつにまとめて映画化されたようです。
吉田修一作品の映像化は他に、

｢7月24日通りのクリスマス｣(2006)
監督：村上正典
出演：大沢たかお、中谷美紀

｢パレード｣(2010)
監督：行定勲
出演：藤原竜也、香里奈

｢悪人｣(2010)
監督：李相日
出演：妻夫木聡、深津絵里

｢横道世之介｣(2013)
監督：沖田修一
出演：高良健吾、吉高由里子

｢さよなら渓谷｣(2013)
監督：大森立嗣
出演： 真木よう子、大西信満

｢怒り｣(2016)
監督：李相日
出演：渡辺謙、妻夫木聡、森山未來

ぬおお、原作、同じだったんですね　 w(゜o゜)w

お立ち寄り、ありがとうございます

物語二つ合わせたせいか、主役誰？って感じです

「グレートウォール」

2017年公開の映画の紹介です

監督はチャン・イーモウ。
万里の長城にまつわる伝説のファンタジー映画です。
主演・出演は、マット・デイモン、ジン・ティエン、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォー、アンディ・ラウ。

万里の長城は建設に1700年以上費やされ、総延長は8850キロを超える。
長城は多くの危機を防いだが、史実と伝説が混交している。
これは、その伝説の一つである・・
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欧州の傭兵ウィリアムは仲間と最強の兵器『黒色火薬』を求めて旅する途中、馬賊に追われ、逃げのびます。
その夜、何物かに襲われウィリアムは腕を切り落とします。
人間の物ではない腕を持ち、再び追われる中ウィリアムとトバールは万里の長城にたどり着きます。
隊長のリンは英語で会話をし、ウィリアム一人で切り落としたことを将軍に伝えます。
2人は、その怪物は饕餮（とうてつ）と呼ばれ、60年に一度現れ、その年であると知ります。
間もなく饕餮に備えて兵士が装備し、ウィリアムたちも長城に上ります。
「黒は歩兵、赤は射手、青は・・全員女性だ」
多くの饕餮が姿を現し、火の弾が放たれます。
しかし大多数の饕餮は壁を昇り詰め、兵士達は闘います。
ロープをほどいてもらったウィリアムとトバールは効率よく闘い、饕餮は一旦引き上げていきます。
将軍は2人の戦いぶりを褒め、体を休めるよう話します。

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この映画は、中国で撮影が行われた映画の中で最高額の予算で製作された映画のようです。
万里の長城での撮影は許可されず、スタジオ内に三つの壁のセットが組まれて撮影が行われたんですね。

リン隊長役はジン・ティエン(景甜)。
｢キングコング: 髑髏島の巨神｣(2017)、｢パシフィック・リム: アップライジング｣(2018)などのハリウッド映画の出演があります。

お立ち寄り、ありがとうございます

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「ドクター・スリープ」

2019年11月公開の映画の紹介です

監督はマイク・フラナガン。
｢シャイニング｣(1980)の40年後、スティーヴン・キング原作のホラー映画です。
主演・出演は、ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン、クリフ・カーティス、ジェイコブ・トレンブレイ。

1980年。
オーバールックホテルで大変な目に会ったダニーは、フロリダで母と暮らすも女性の亡霊に悩まされます。
ある日ダニーの目の前に、同じ“シャイニング”を持つディックが現れ助言をするのです。
2011年。
ダン(ダニー)は“シャイニング”を抑える為、酒におぼれ自暴自棄になっていました。
ニューハンプシャーに移ったダンは人の良いビリーと出会い住む場所やケアグループを紹介されます。
ダンのある能力が買われてホスピスで働くうち、ダンは“シャイニング”の使用法を見つけるのです。
ダンの住まいは壁が一面黒板になっていて、
「ハロー」と書かれているのに気付いたダンは、「ハーイ」と返事を書きたします。
2019年。
狂信的集団『トゥルー・ノット』が少年を拉致し、ダンは鏡越しに黒板のメッセージを見つけます。
そこには、
「REDRUM」
と書かれていたのです・・

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シャイニングのダニー役、ダニー・ロイドがカメオ出演しています。
野球場の観客の中にいたようです。

レビューで知りましたが、ダンがホスピスに働く事になる話の時のオフィスが、
「シャイニング」でダニーの父がホテルの面接を受けるオフィスと同じつくりらしいんですね。

前作「シャイニング」のスタンリー・キューブリック作品について批判的だったスティーヴン・キング。
「彼の映画が氷で終わるのに対し、私の小説は炎で終わる」
と言ってるんですね。
今回の監督マイク・フラナガンについて、キングは、
「おおらかな心を通して研究してくれて、いろいろな点に“温かさ”が加わっている」
そして、
「人とは違う“特別な力＝シャイニング”を持つダニーを通して、誰にも通じる普遍的な“勇気”というテーマを伝えたかった」

ダニー(ダン)役は、ホラーは珍しいユアン・マクレガー。
キングも太鼓判を押す演技。
ユアンは、自分自身から逃げるように引っ越したダニーの心の内側を推察し、役作りを進めたんだとか。
あまりにも有名なジャック・ニコルソンの、あのシーンについては、
「あくまで普通にやろうとした」
んですね。

公式ホームページのトップです
↓

こんなに早く観れるとは！！

ホラー系は劇場で観れないのでありがたいです　(*´∪｀*)

前作を観ていない方は、「シャイニング」を観てからこの映画を観られると数十倍楽しめます。

「トッツィー」

1983年公開の映画の紹介です

監督はシドニー・ポラック。
コメディっぽいけど、とってもドラマな映画です。
主演・出演は、ダスティン・ホフマン、ジェシカ・ラング、テリー・ガー、ビル・マーレイ、チャールズ・ダーニング。

若手俳優に演技コーチを務める俳優のマイケルは、完全主義の為ことごとくオーディションに受からず失業中でした。
自分の誕生日パーティの後、女優のサンディの悩みを聞き翌日オーディションに付き添います。
見た目で落とされたサンディを慰めつつ、友人のジェフの舞台を立ち上げる為資金が必要なマイケルは翌日同じオーディションに向かいます。
看護婦長役の為、しっかりと女装をしたマイケルはドロシーと名乗り、横柄な態度で受かってしまうのです。
間もなくマイケルは役柄が人気になり、サインをせがむファンに囲まれるようになるのです。
ある日、悩みを聞いて欲しいと看護士役のジュリーに頼まれ、ジュリーの父が住む田舎町に向かいます。
ジュリーの父は、ドロシー(ほんとはマイケル)の大ファンで、何とか近づきになろうと迫ってくるのです・・・

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この映画は、「アカデミー助演女優賞/ジェシカ・ラング」を受賞、
「作品賞」「監督賞」「主演男優賞/ダスティン・ホフマン」「助演女優賞/テリー・ガー」などのノミネートがあります。

脚本を受け取って時から、凄まじい役作りをしたダスティン・ホフマン。
女性的な外見と物腰を勉強するために、ブロードウェーで公演中のミュージカルに何度も足を運び、
メリル・ストリープ(クレイマー、クレイマーで共演)にも協力してもらい、
しかも愛娘の保護者懇談会にドロシーおばさんとして出席して、誰にも気づかれなかったんだとか！！

ダスティン涙目で曰く、
「僕はドロシーを演じるまで、女性の本当の気持ち、心の奥底を理解できてなかったと思う。
それを気づかせてくれた『トッツィー』は、あまりにも意味深くて、
決してコメディなんかじゃないんだ」

いつも応援頂いて、ありがたき幸せでございます

この映画のダスティンはホントに綺麗！！

「フッテージ」

2013公開の映画の紹介です

監督はスコット・デリクソン。
15R指定の、サスペンス・ホラー映画です。
主演・出演は、・イーサン・ホーク、ジュリエット・ライランス、フレッド・ダルトン・トンプソン。

4人の人物が木に首をくくられ、動かなくなるシーンが映し出されます。
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ペンシルヴァニア州郊外。
犯罪ノンフィクション作家のエリソンは、妻と息子・娘と共に引っ越しを終えたところです。
娘が許可されている寝室の壁に絵を描きながら、エリソンに
「ここに住みたくない」
と話します。
エリソンは書いている小説が売れたら、前の家に戻ると約束します。
間もなく保安官が訪ねてきて、事件の事は住民は思い出したくもなく本当は出ていってほしいというのです。
実は妻には知らせず、未解決事件の家に引っ越してきて何とか売れる小説を書こうとエリソンは考えていたのです。
エリソンは屋根裏で何本かの編集されていないフィルム(フッテージ)を見つけ、映写機に写します。
すると、どのフィルムも家族だんらんが映った後、おぞましい光景で終わるのです。
その後、屋根裏で足音が聞こえたり、真夜中にフィルムが勝手に映し出されたり、変なことが起こり始め、
そして、現れるのです・・

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原題は『Sinister』で、「邪悪な」という意味のようです。

長年、ホラー映画のオファーを断り続けてきたイーサンに、監督とプロデューサーが熱烈なオファーを展開したんだとか。
イーサンは、監督が恐怖演出のサンプルとして編集した「シャイニング」の一場面を見て、ついに、やっと出演を承諾したんですね。

続編があったようでして・・

｢フッテージ デス・スパイラル｣(2015年製作)
監督：キアラン・フォイ
出演：ジェームズ・ランソン、シャニン・ソサモン

お立ち寄りありがとうございます

ホラーは普通の場面でも驚くことが、ままあります・・

「台風家族」

2019年9月公開の日本映画の紹介です

監督は市井昌秀。
ドラマ映画です。
主演・出演は、草なぎ剛、MEGUMI、新井浩文、尾野真千子、藤竜也、中村倫也。

栃木県のある銀行に強盗が入り、2000万円を奪った高齢の強盗犯・鈴木一鉄は霊柩車に待つ妻と逃走します。
一鉄の息子である小鉄はマスコミに囲まれ、幼い娘が「父をいじめるな！」と叫びます。
それから10年。
久しぶりに鈴木家の長男・小鉄と妻と娘、長女・麗奈、次男・京介が集まり両親の葬儀を行います。
そこへ麗奈の彼氏なる男性が現れ、お参りの時棺桶がカラである事に驚きます。
事件から10年、失踪してから7年経つ為、死亡として執り行うのだと皆説明します。
遺産の話になり、小鉄が実家を解体して土地を売り法律上自分が多くもらう事が出来ると偉そうに話すと、お金に困っていない京介は両親の家は残すと言い張ります。
いろいろもめている最中やっと現れた三男の千尋ですが、実はとんでもないことをしていたのです・・

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原作は、市井昌秀監督が12年間あたためてきた“両親への想い”をヒントに創作したオリジナル脚本作品のようです。

千尋役は中村倫也(なかむら ともや)。
昨年は、
「エランドール賞 新人賞」
「コンフィデンスアワード・ドラマ賞 助演男優賞（『凪のお暇』）」
「エル シネマアワード2019 エル メン賞」
など、映画・ドラマ・舞台・CMなど多数活躍しています。
映画デビューは｢七人の弔｣(2005)です。
主演の「水曜日が消えた」が今年公開予定です。

お立ち寄りありがとうございます

剛と吾郎ちゃんと慎吾のそれぞれの映画のCM映像に、それぞれの作品が宣伝されているんですー

「スリーパーズ」

1997年公開の映画の紹介です

監督はバリー・レヴィンソン。
実話と言われながらも物議をかもしだしたらしいドラマ映画です。
主演・出演は、
シェイクス役：少年：ジョー・ペリーノ/青年：ジェイソン・パトリック
マイケル役：少年：ブラッド・レンフロ/青年：ブラッド・ピット
ジョン役：少年：ジェフリー・ウィグダー/青年：ロン・エルダード
トミー役：少年：ビリー・クラダップ/青年：ジョナサン・タッカー

他、ケヴィン・ベーコン、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ミニー・ドライヴァー。

1967年、夏。
ニューヨーク、マンハッタン。スラム街・通称、ヘルズ・キッチン。
シェイクス、マイケル、ジョン、トミーの4人はいつもつるんでいて、いたずらを競い合っている仲でした。
神父のボビーは友人としてシェイクス達を見守っていました。
ある日うだるような暑さの中、マイケルがホットドックの屋台をターゲットにすることを思いつきます。
シェイクスが注文して持ち逃げし、屋台の主人が追いかけている間にマイケル達がホットドックを食べ邦題してしまうのです。
シェイクスが戻ってくると、3人は地下鉄の入り口に屋台の前輪を噛ませて逃げようとします。
ところが予想以上に屋台は重く、屋台は階段を落ちていき、登ろうとする男性を挟んでしまうのです。
4人は1年ほどの刑期で同じ少年刑務所に収監され、看守4人の、特にノークスの卑劣なイジメ対象になってしまいます。
面会に来たボビー神父は、目を見ようとしないシェイクスを強く励まします・・
1981年、秋。
マフィアのボスの下で働くジョンとトミーは、一人で食事をしているノークスを偶然見かけます。
2人はノークスの向かいに座ると、銃を取りだしたのです・・・

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原作は、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙の元記者ロレンゾ・カルカテラの実体験に基づいたノンフィクションです。
ニューヨーク刑務所関連は
「そんな事実はない！！」
と反対しているようです。

題名の『スリーパーズ』（Sleepers）は、
「少年院上がりの者の事」
と、劇中のシェイクスが語っています。

物語の始まりから、ずっと語りをしているシェイクス役は、ジェイソン・パトリック。
｢私の中のあなた｣(2009)の出演、｢コードネーム: プリンス｣(2015)の主演などがあります。

いつも、お立ち寄りと応援ありがとうございます

久々に観ましたが、こんなにいろいろ出演していたのね～

「マップ・トゥ・ザ・スターズ」

2014年公開の映画の紹介です

監督はデヴィッド・クローネンバーグ。
ハリウッドセレブの実態を描いた風刺ドラマ映画です。
主演・出演は、ジュリアン・ムーア、 ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、ロバート・パティンソン。
キャリー・フィッシャーが本人役でカメオ出演しています。

ロサンゼルス。
バスを降りたアガサは、頼んでいた高級車に乗り込みます。
運転手のジェロームは自分は俳優で脚本家と話し、ある場所で止まるようアガサにいわれます。
アガサが昔住んでいた跡地で、今人気のある弟・ベンジーの面倒を見ていたと話します。
その後アガサはベンジーのスタジオを訪れ、ベンジーは両親にアガサが来たことを伝えます。
アガサは以前家庭で問題を起こしたことがあり、両親は不安になります。
一方、女優のハバナはセラピーを受けたあと、エージェントにオーディションの結果についてあれこれと話します。
そして、秘書を辞めさせたばかりで新しい子を雇いたいと伝えます。
女優のキャリー・フィッシャーの紹介で、アガサがハバナを訪ねます。
顔にやけどがあり、昼間でも手袋をしている一風変わったアガサに、自分の母親も焼死したとハバナは話し、ハバナは雇うことにします。
自己中心的なハバナに、アガサは振り回されるのです・・・

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この映画はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、惜しくもパルム・ドールを逃しました。
でも、ジュリアン・ムーアが女優賞を受賞しています。

※因みにこの年のパルム・ドール受賞作品は『雪の轍』 （ヌリ・ビルゲ・ジェイラン）です。

ハリウッドでリムジン運転手をしていた脚本家ワグナーが実際に体験した話が基になっているようです。

ハバナ役は、演じれないものはないんじゃないかと思われるジュリアン・ムーア。
この役の為、ブロンドの髪を漂白したんだとか。
たくさんのアカデミー賞主演女優賞のノミネートを経て、｢アリスのままで｣(2015)でついにオスカーを手にしています。

お立ち寄りありがとうございます

一風変わった作品ですが、どの俳優さんも個性が光るんですねー

「道」

1957年公開の映画の紹介です。

監督はフェデリコ・フェリーニ。
監督の代表作、イタリアのモノクロのドラマ映画です。
主演・出演は、ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン。

海辺にいたジェルソミーナが呼ばれて家に帰ると、母から大道芸人・ザンパノと仕事をするよう言われます。
既にザンパノからお金をもらっている母は、ジェルソミーナは少し頭が弱いけど、とザンパノに話します。
踊ったり歌ったりできる事に喜ぶジェルソミーナですが、別れとなると母と熱く抱擁するのです。
ザンパノはオート三輪を漕ぎ、方々で危険と思われる芸を披露しお金をもらっています。
ジェルソミーナはスープもちゃんと作れず、太鼓もなかなか上手にたたけません。
しびれを切らしたザンパノは折った小枝でジェルソミーナの足をたたきながら練習をさせるのです。
ある日、バーでお酒を飲んだ後、ジェルソミーナを残してザンパノは女とどこかへ行ってしまいます。
朝になってたたずむジェルソミーナに店の女性が居所を教え、ジェルソミーナは畑の中で寝ているザンパノを見つけます。
起きるなりジェルソミーナのやることに文句を言うザンパノに嫌気がさし、
「靴もコートも置いて、出ていく！！」
と言って、ジェルソミーナは自分のマントをはおり歩きだすのでした・・・

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ジェルソミーナ役はジュリエッタ・マシーナ。
フェリーニ監督の奥さまなんですね。

日本では舞台上映がありました。

1984年版：文学座
タイトル：「ジェルソミーナ」
ジェルソミーナ：太地喜和子

2018年版：音楽劇
タイトル：「道」（La Strada）
ザンパノ：草彅剛
ジェルソミーナ：蒔田彩珠

お立ち寄りありがとうございます

記事をご紹介しながら、新旧いい作品に出合い、大変な世の中でも素敵なひと時を過ごしております

「キングダム」

2019年公開の日本映画の紹介です

監督は佐藤信介。
原泰久の漫画が原作の、アクション映画です。
主演・出演は、山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、石橋蓮司、大沢たかお、高島政宏、加藤雅也、要潤、満島真之介。

紀元前225年。中華西方の国「秦」
馬車に乗せられた少年・信は、軍勢の中の大将軍を見、憧れます。
間もなく農家に売られた信は、漂という少年と日没まで働きます。
このまま終わりたくないと思う2人は、毎日剣の練習を重ね、大将軍になる夢を持つのです。
青年となって剣や武術の練習をする2人を見ていた大臣は、漂を受け渡して欲しいと主人に話します。
一人になった信は、それでも練習を重ね体を鍛え、ある夜戸口に音に気が付きます。
見ると絶命しかけている漂で、死ぬ前に信を見たかったと話し、地図を渡してそこへ行くよう頼みます。
漂の死の悲しみのまま、漂の剣を持って信がその場所を訪ねると、漂そっくりの秦の王・えい政がいたのです。
えい政に敵意を露わにする信ですが、現れた刺客を倒した後弟・成きょうの反乱でえい政が追われていることを知ります。
えい政は信に問います。
「今、お前の前には2つの道がある。
奴隷の道に戻るか、王を助け修羅の道を行くか・・」

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先日の日本アカデミー賞では、
「最優秀助演男優賞/吉沢亮」「最優秀助演女優賞/長澤まさみ」
の受賞がありました。

この映画の撮影順で、クライマックスが序盤だったとか。
それについて、

山﨑賢人(信役)
「大沢さん演じる王騎を最初に中国で感じられ、圧倒され、そこから日本に帰ってきました。
良い撮影順だったと思っています。」

吉沢亮(漂/えい政役)
「大沢さんの王騎と一緒に芝居する緊張感。
(演じるシーンについて)吐きそうなくらい緊張していました（笑）。」

更に、体重を増やして演じた大沢たかお(王騎役)
「ぶっちゃけ僕、信役を狙ってたんだけどね（笑）」

山﨑賢人・吉沢亮
「(爆笑)」

演技確認中？

↓

リラックス中？
↓

面白かった～～～～～～
楊端和、かっけ～～～～～
続編作って～～～～～～

「ゾンビランド:ダブルタップ」

2019年11月公開の映画の紹介です

監督はルーベン・フライシャー。
コメディタッチの、15R指定のゾンビ・ホラー映画です。
主演・出演は、ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーン。

ゾンビランドの世界に入り込んだ前作から、物語は10年の月日が経っています。
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タラハシー、コロンバス、ウィチタ、リトルロックの4人は、目の前のゾンビを倒し、ホワイトハウスに入ります。
素晴らしい建物に皆感激し、コロンバスはウィチタに指輪を渡しプロポーズしようとします。
ところが、よくわからない事でウィチタは怒りだし、翌朝リトルロックと一緒に車で出て行ってしまうのです。
間もなくウィチタとリトルロックは、ヒッチハイクの男性・バークレーを拾います。
ひと月ほどたったころ、物音でタラハシーが銃を構えると、戻ってきたウィチタでした。
ウィチタは、妹のリトルロックがギター弾きで非暴力の男と駆け落ちしたと話します。
更に、新種のゾンビが進化していて凶暴でタフな為、武器を持たないリトルロックを救いに行くというのです。
タラハシーとコロンバスがモールで連れてきたマディソンも一緒に行く事になり、ひとまず大型車を探します。
すると大型バスがあり、マディソンがドアを開けるとホーンが鳴り響き、辺りからゾンビが続々と現れたのです・・

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この映画は｢ゾンビランド｣(2010)の続編で、そのまま10年後の世界です。
監督、出演は4人同じで、他にアンバー・ハード、ビル・マーレイ。

副題の『ダブルタップ』は、前作のコロンバスの“生き残るための32のルール”の、
「二度撃ちして止めを刺せ (Double Tap)」
から来ているようです。

---　公式HPより　-------------------------------------

10年と言う時を経て、この地球(ホシ)は、
さらに　ゾンビ　×　ゾンビ　×　ゾンビ　して、
俳優たちはアカデミー賞に絡むほど成長して、
脚本家は『デッドプール』を書き売れっ子となり、
監督は『ヴェノム』を撮って飛躍した。

この映画は、もうすっかり

“　超一流　”です。

ゾンビ～～～

↓

お立ち寄り、ありがとうございます

ニガテ系なのに、キャストにつられて観てしまいました・・
ゾンビシーンは直視できず・・

「グラディエーター」

2000年公開の映画の紹介です

監督はリドリー・スコット。
帝政ローマ時代中期が舞台の、アクション・ドラマ映画です。
主演・出演は、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン、リチャード・ハリス、スペンサー・トリート・クラーク、ジャイモン・フンスー。

西暦180年。最盛期のローマ帝国。
有能な勇士・将軍マキシマスは、皇帝アウレリウスが見ている前でゲルマニアの戦いに勝ち、讃えられます。
アウレリウスの息子・コモデゥスも姿を現しますが、アウレリウスは冷たくあしらいます。
祝杯の後、アウレリウスはマキシマスを呼び、自分の没後、後を継いでほしいと頼みます。
断るマキシマスに考えるよう言い、アウレリウスは別にコモデゥスも呼び即位させないと話します。
すると悔し泣きするコモデゥスは、アウレリウスを殺害してしまうのです。
自然死ではないと見抜くマキシマスは、その後コモデゥスの家臣に捕えられます。
反撃して逃げたマキシマスは、故郷に帰って妻と息子の無残な姿を嘆き悲しみ倒れ込みます。
気が付くと、マキシマスは奴隷商人の馬車に揺られ、拳闘する為に売られます。
商人はマキシマスの力に気付き、再開したローマ・コロシアムの競技場に参加させます。
「必ず勝利に導く」
とマキシマスは言い、兜をつけて大変不利な立場の競技に挑むのです・・・

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この映画は、制作費一億ドル、監督が構想五年賭けた作品のようです。
『グラディエーター』は剣闘士の事。

アカデミー賞では、
「作品賞」「主演男優賞/ラッセル・クロウ」
「衣装デザイン賞」「録音賞」「視覚効果賞」を受賞しています。

ノミネートでは、
「監督賞」「助演男優賞/ホアキン・フェニックス」があります。

『リドリー・スコット監督「グラディエーター」続編が本格始動』

という過去記事を発見

マキシマス（クロウ）に代わり、コモドゥスの甥（おい）にあたる若き皇位継承者ルキウスが主人公になるとか

というのは2018年11月の記事・・その後は・・？

お立ち寄り、ありがとうございます

ラッセルはとにかくカッコイイ！！

ホアキンはこの映画で、未だトラウマのまま・・