多摩丘陵から四季便り

オリンパスのEM1に12-40mmF2.8を付けて撮っています。四季の折々の風景をお届けします。

私の家は山の向こう(我的家在山的郡一邊)

2005-05-11 21:32:20 | Weblog
これは最近発行された有田芳生という人の書いた”テレサテン十年の真実”と謳った本です。私は美空ひばり、都はるみ、それにテレサテンのフアンなので、インターネットで知って即座にネットショップで購入。

というのも私が香港に駐在していた1980-1985年頃香港でとても人気がありました。当時香港で1番のホテルはマンダリンホテルでしたが、その次に有名だったのが九龍半島のハーバービューに面したところに建ったシャングリラホテルでした。

シャングリラホテルを建てたのは当時東南アジアの砂糖王と言われた中国系マレーシア人のロバートコック氏でした。テレサテンは当時息子のボーコックと恋仲でした。私は特に彼女の”雨の空港”という歌が大好きです。彼女は幼い時から歌が上手で”台湾の美空ひばり”といわれ中国の人達にも大人気であったが、台湾と中国との狭間でいろいろ悩まれたとか。

最後はタイのチェンマイで15歳年下のステハン・ピエールというフランス人が外出中にホテルで亡くなりました。その本によればテレサと恋仲だったボー・コックはシャングリラホテルで銀座のホステスだった女性と結婚。ボー・コックも彼女の死後タイの女性をバイクに乗せ走っているのが目撃されたとか。

テレサテンも美空ひばりも同じ運命(個人的には幸せでなかった)を辿ったようです。歌の名声を得て、幸せかと思いましたが、悲劇的な死を迎えたようです。この本は彼女のスパイ説、本当の死因、中国政府の思惑、天安門事件の繋がりと闇の世界に読者を導いてくれます。テレサフアンの私としては見逃せない一冊です。読後の感想は後日書きます。

テレサテン(中国名テン・リー・チュン)永遠なれ!