夜12/1℃
寒気も去り昨日・今日と風も無く北陸で寒とは思えない気候で拙宅の前の歩道や町内や隣接するの街中は雪は全くない。
昨年12月所沢へ行く前に神戸の長女から昨年同様“合鴨の鍋セット”が送られてきた、このセットは冷凍保存がきくので冷凍保存して上京した。
今夕は豪華に合鴨の鍋である合鴨肉は鴨肉に比べると一般に脂身が多く、赤身は癖がなく柔らかいが味はやや薄く烏龍割の焼酎もお代わりし、大変美味しくいただいた。
真鴨の肉を素材とした加賀料理には欠かせない「治部煮」の料理があるが調べてみるとこの『じぶ』は「カモ肉を鍋に張った汁(醤油、たまり、煎り酒などを混ぜる)を付けながら鍋肌で焼き、汁を張った椀に5切れほど盛ってワサビを添えて出す料理」で、カモの鍋焼きのことだった。これとは別に「ガン・カモ・白鳥(昔は白鳥も)などの肉をそぎ切りにし、麦の粉を付けて濃い醤油味の汁で煮、ワサビを添える」だそうだ。
治部煮の名前の由来は諸説あるそうだが、昭和46年金沢に転勤で来た時、得意先の接待で初めて口にしたが、接待した客の長老は、前田利家が正月に石田三成(従五位下治部少輔)から近江で接待を受けた時鴨料理を出された。 加賀に帰った利家公は料理人に「治部のところでご馳走になった鴨肉の料理が旨かった」と言いご馳走になった同じものを創らせ三成の治部少輔の名をとって治部煮と名づけられたと説明してくれた。 この治部煮の由来説は歴史的にも重みがあり気に入っているのでこの説で人に知ったか振りして説明しているが、ここ数年治部煮を食べたことがないので昨年長女が送ってくれた鴨肉は1年ぶりである。
・10606歩
金沢のお料理 おいしいです
大好きです