とんど（五毛天神左義長）

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　先日地域の氏神“五毛天神”（正式名は河内国魂神社）の前を通ると１月１４日午後６時「とんと」と書かれた立札が目についたが、一般に“左義長”のことだとおもった。　左義長の呼び名は地方によって違いがあり、摂津灘では「とんど」と呼呼ぶようだ。　金沢では「さぎっちょ」と呼んでいたと思うし、生まれ故郷の新発田では「どんど焼」だったと記憶している。　今日医院の帰りに五毛天神に立ち寄ると境内に「とんと」の準備がされていた。

　左義長は正月14日または15日に行われる火祭りの行事だが、お正月の松飾りや門松、書初めなどを各家から持ち寄り、集めて燃やし、その火にあたるたり、その火でお餅や団子を焼いて食べるとその年は無病息災にすごせると云われいる。　家からほど近くだから5時半頃五毛天神に行ってみた。　境内に着くと、もうすでに暗く肌寒い。　６時になると本殿でお祓い祈願した後、神主が「とんと」の前で簡略なお祓いをして点火され「とんど」が始まった。

　「とんと」が始まると地域住民が門松、書初めなどを持って「とんど」に投げ入れる。

点火後、15分もすると炎はいきよいよく燃え上がる。　この炎の熱気と煙をあび拝殿に家内安全と無病息災を念じ帰ったがこのような気分になったのは初めてだが、やはり歳のせいかと歩きながら嘲笑いした。　明日からまた冬将軍の到来で神戸・大阪や四国で曇り時々雪の予報となっていいるが北国ように積もることは無かろう。