これ程の巨額な借金を、一体誰が作ったのであろうか?。
「自民党政権が作った」と言う事になるのだが、それでは何故これ程の巨額な借金を自民党政権が作ったのであろうか?。
それは、言わずと知れた民主党が言う所の「民意を反映させた」と言うことが原因である。
選挙に勝つためには「民意」と言うものに逆らう事は、タブーなのである。
しかし、時代は何時も変化するように、「民意に背く」と言う「選挙対策上やってはいけない事」を自民党がしなければいけないほど、「日本の財政状態」は追い詰められているのである。
今、私も含めた高齢者の生活が「厳しい状態」に陥っているのだが、この事は、悪い言い方になるが「自ら墓穴を掘った」と言うしか無いだろう。
国と地方を合わせて「国家予算の12年分」と言う借金の「恩恵」に浴したのも、私も含めた「高齢者」なのだから「自業自得」と言う事になるだろう。
私の場合は、両手に余るほどの転職を余儀なくされたため、「浪費をしたくてもお金が無い」と言うことで、常に「万一に備える」と言う習慣が付いているのだが、多くの高齢者には「浪費が当り前」と言う生活をしてきたため、「万一に備えると言う習慣が無い」と言うのが実情であろう。
「万一の備えが無い」と言う状態で、現在のような社会情勢を迎えれば、「大変なのは当り前」と言わざるを得ないだろう。
自らの不始末を棚に上げて、その責任を政治に押し付けるだけでなく、「若い世代にツケを回す」と言う、「人生の先輩として恥ずかしい事をする」と言う事はいかがな物だろう?。
私はギリギリ「滑り込みセーフ」と言う年代であるが、後期高齢者の時代はかなり「優遇されていた」と言ってよいだろう。
年金の支給額を決める基準が「退職前の1年間」と言うことで、一部の企業では「最後の1年間だけ年金の支給額を上げるために特別に昇給させた」とか、「失業保険と年金の両方を合わせてもらえた」など、今考えると「本当に?」と思えるような事が当り前のようにあったのである。
以前「高齢者がかわいそう」と言う趣旨のコメントを頂いた事があるが、本当にかわいそうなのは、巨額の借金を背負わされる「次の世代」と言う事になるであろう。
一家庭の借金であれば「相続放棄」と言う手段も取れるのだが、国や地方の自治体の債務は「相続放棄」などと言う事は出来る相談ではない。
今の時代、「高齢者を助ける」と言う事は、「ツケを次の世代に回す」と言う事になり、次の世代はもっとひどい事になるだろう。
大変だからと言って「安易に助けを求める」と言うことがいかに危険な事かを考えなくてはいけない。
まずは「自助努力」で乗り切るしかないように思うのだが・・・・。
2018.05.14.
追記です。
長らくお休みしていたが、ここてチット追記でもしてみようかと。
この記事を書いたのはほぼ2年前だが、ここ来て新型コロナウイルス対策によってさらに借金が上積みされます。
2年前は「800万」だった国民一人当たりの借金が、これで一気に「1000万の大台」を超えることは明白だろう。
しかも、新型コロナウイルスの問題が長引くとさらにその額は増えてしまう。
さらに・・・・。
経済活動が大幅に縮小すれば、それに伴って「税収」も落ち込む。
税収が減ればその穴埋めとしてさらに赤字国債を発行しなくてはならなくなる。
まさに「泣きっ面にハチ」である。
にもかかわらず、何故「緊急事態宣言」などという言い方をするのか。
私に言わせれば「非常事態宣言」というべきだと思うが。
「中毒」を「依存症」というのと似たようなもので、「切迫感」がまるで感じられない。
「良薬は口に苦く、忠言は耳に逆う」ともいうが・・・・。
苦い良薬は「糖衣錠」にして飲んでも効果はあるが、忠言は効果が薄れてしまう。
「緊急事態」と「非常事態」。
耳障りの良さが気のゆるみにつながらなければよいのだが・・・・。