へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

人間は本当に優れた能(脳)力を持っているのだろうか?

2009年01月19日 02時52分02秒 | Weblog
実はこの記事、昨日投稿するはずであったのだが、ちょっとした手違いから「草稿」のままにしてあったものです。

一昨日深夜のNHKのテレビで「サンク・コスト(埋没費用)」についての放送をしていたので、更にネットでも調べていて気が付いたことではあるが、現在の景気悪化やそれに伴う失業問題などにある経済学者?がブログに書いているのを見つけて読んでみたのであるが、このブログの記事とコメントの中には「○○が悪いから」とか、「××がこうしなかったから」とか、誰かを悪者にしたり非難するような書き方をしたものが非常に多いのだが、果たして本当にそうなのであろうか?。
確かにそういう一面も無いとは言えないのだが、テレビ、新聞、インターネットなど、様々なところで様々な意見が噴出している事を考えるに、人間が本当に優れた能力を持っているのであればこんなことにはならないと思うのだが、私から見ると「人間の脳が発達したことにより発生した問題」ではないかと思うのだが・・・・。
なまじ脳が発達してしまったために「人間は自然界とは違う存在である」と考えるようになってしまったようで、現実は「人間も自然界の一員」であることに変わりないことを忘れてしまったようである。
自然界の一員である以上、「自然の摂理に従う」と言うのが常道なのだろうが、なまじ脳が発達してしまったばかりに、中途半端な知恵を使って「問題を解決しよう」として、「自然に逆らう」と言うことをしてしまうのである。
自然界であれば「ある種だけが増え続ければ、やがては餌(養分)不足になって数が減る」と言うことで調和を保っているのだが、人間の場合は「知恵を働かせて問題を解決する」と言う手段で乗り越えようとするのだが、残念なことに「人間の能力には限界がある」と言うことを忘れているようで、「取りあえず目先の問題が解決すればよい」と言うことしか考えが及ばなく、やっと問題を解決したと思ってもその事によって発生する新たな問題にうろたえることになるのである。
今の時代は、まさに「限界を超えた」と言ってよい状態なので、「誰が悪いとか、何が悪いとか言う状態ではない」と思っているのだが・・・・。
現在の景気悪化や雇用不安を根本的に解決する方法など「皆無」と言ってよい状態で、時間をかけて徐々に解決(自然淘汰)してゆくしか方法は無いのではないだろうか・・・・。
「政府が早めに対策を取らなかったからだ」と言う意見も聞かれるのだが、一体どこの誰がこんな事になることを予測出来たであろうか?。
「一寸先は闇」と言うように、「未来を予測することなど誰にも出来ない」のだから、「誰かに責任を押し付ける」などという愚かな事はやめたいものである。
「中途半端な人間の能力が生んだ災」で、「起こるべくして起きた問題」と言うことも出来ると思うのだが・・・・。
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