昨日、日経新聞で日本新記録で優勝し連続4度目のオリンピック、ロンドン行きを決めた北島選手(29歳)を讃える記事を目にした。
「真実な人間とは自己の青春を終えることのできない人間だと言ってもいいであろう」
作家・伊藤整さんが言われているとのことで調べてみました。
・・もし青春の提出するさまざまな問題を納得のいくように解決しうる倫理が世にあったならば、人間のどのような問題もそれは、やすやすと解決しうるであろう。青春とは、とおりすぎれば済んでしまう麻疹ではない。心の美しく健全な人ほど、自己の青春の中に見出した問題から生涯のがれ得ないように思われる。・・
このあと、上の文章につながります。
(伊藤整 「青春」についている「作者の言葉」より)