楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

ちょいスケ

2007-02-15 18:09:28 | 読書
スケッチは3分

光文社

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本屋に行って気がつく最近の特徴は、新書の氾濫。
いくら読みやすいといっても凄すぎる。それもほとんどキャッチーなものばかりが一方的に増える。
その意味は、瞬時にして読み終わるということ。手頃であるとも言えるが何か損をした気分になる。
岩波のような重厚なものは売れないのだろう(新戦略で頑張ろうとしているようだが)。
いわば、漫画化している。
でも、ワンポイントメッセージがあればまだ許せる。
(ちなみに私は漫画を馬鹿にしている訳ではない。昔はその中で生きていた。手塚治虫なんてほとんど全部読んだ。立派な作品は山のようにある。相当長い間私はスピリッツファンであった。いまはほとんど見ない。たまに子供のを横取りしたりしてみているが。)

これはそんな本かな?
電車片道(30分)で読み終わった。
でもメッセージは良かった。ワンショットでつかみ取る。なにやら自然から瞬間で直感でメッセージをつかみ取る科学に通じるものがある。私は絵を描くことは大好きであったが、昔この本に出会っていたら良かったなと思う。
いまからでも遅くないかな?老後の楽しみにしよう。
科学と芸術の違いは、そのつかみ取ったものが人間の頭の中ではなく、自然の中に誰が見ても存在することであることを証明する作業が求められること。
でも、観察観測から誰も描いていないメッセージを抽出する瞬間は同じである。
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