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知的遺産のピラミッド作り

ダライラマ自伝

2008-05-07 00:55:55 | 歴史
ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)
ダライラマ
文藝春秋

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今日のニュースは中国の首相が来日したこと。
むなしいパンダ外交が展開されるようだ。

私は、かつて中国が国の内外を騒がせた紅衛兵運動にも似たような先のオリンピックでの騒動の背景を知りたく、上の本を買って読んだ。
本屋に平積みになっていて、人々の関心の高いことがわかる。

私は、この本を読んで、むしろチベットという国が仏教を基軸とした現代世界では希有な国であったこと。
乱暴に占領した中国に対する抵抗の方法は、「魂は売らない」という1点に貫かれていること、を知った。

中国の方針は漢族大量移入によるチベットの同化。100年~200年スケールの計画である。
歴史は、自分よがりの理想・理念を追い求め、それを人々に押し付けたときに、悲劇が繰り返されたことを教えてくれる。
ここにも現在進行形の悲劇がある。






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