スーパーマーケットの広い駐車場の片隅で、車を磨いているおじいさんがいる。
オイラは、たまにこの店に行くだけだが必ず、おじいさんは片隅で車を磨いている。
だから毎日、おじいさんは此処のスーパーに来てるんだろうと思う。
車は4ドアーセダンで天井とボンネットが剥げて鼠色の下地が出てきているコロナだ。
昨日は、片隅ではなく店の入り口近くで車を磨いていたので声をかけてみた
昭和53年に買って38年間乗っているそうだ。
部品が無くなってきているので、故障したら終わりと思っている。
塗装をやりなおした方が良いが20万円かかるから、
車の寿命とワシの寿命と20万を天秤にかけると茶ノ木畑に入ってしまう。
毎年毎年歳を喰うし、考えているだけで、この剥げた状態で乗っている。
おじいさんは、遠くから車を磨いている姿から、想像していた以上に張りのある声でしっかり話すので驚いた。
体重＝
