0歳~100+α歳までの人間の成長と歳をとってゆく過程が1歳ごとに書いてある。そして各年齢で亡くなった知名人の記載がある。山田風太郎著「人間臨終図鑑」と違う事は、各年齢での功績も書いてある事です。例えば、3歳をみてみるとアメリカの俳優ピーターフォ-ク(TVドラマ・刑事コロンボ)が右眼に腫瘍ができて失明とある。36歳では、アドルファ・ヒットラーが獄中生活のなかで「我が闘争」執筆している。そして36歳でマリリ・モンローが睡眠薬バービチュレートの過剰服用で自殺と報道されたが、今も暗殺ではないかと取りざたされている等・取り上げられている人物は政治・芸術・スポーツ・歴史と多様な人々が記載されている。日本人も足利義政~黒澤明~泉重千代等登場する。訳者もあとがきで三島由紀夫が55歳で割腹自殺と記載があるが、誤りであるが原著者の記載どうりとなっている。本当は45歳の誤りである。自分の年齢と照らし合わせて読んでいける面白い本でエピソードも満載です。